FMX フリースタイルモトクロス
RED BULL X-Fighters
メキシコ戦2位の快挙!
佐藤エイゴに訊く
動画とインタビューでますます見えてくるRED BULL
RED BULL X-Fightersメキシコ準優勝
佐藤エイゴ インタビュー
photo CAZY 佐藤エイゴ
昨年はRED BULLテキサス戦の会場で練習中に骨折のアクシデントで無念の戦線離脱。今年は第一戦のメキシコで2位。日本がはじめて世界のトップ3入りを果たした。佐藤はシリーズ通してX-Fighters出場する。今年のRED BULLはますます見逃せない!
RED BULL X-Fighters メキシコ準優勝おめでとうございます。世界のトップ3入り、それも30歳で大変な偉業を成し遂げられましたが、佐藤選手が前進するパワーの源は何でしょうか?
前進するパワーの源ですか?まぁたぶんFMX好きだからですか。 あと飽きっぽいんで、同じ技ばかりやってると飽きるから、なんか自分なりに新しい事に挑戦してた方が面白い。面白いから続きますね。
今回レッドブルのために特別に取り組んだことはありましたか?
X-FIGHTERSの前に特別に取り組んだのは、去年のDVD見たくらい。(実はこういうのは今回が初めて)あとはメキシコでクリフフリップが出したくなって練習しましたね。メキシコは今回で多分4回目くらいなのでイメージしやすかったし、DVDを見た事である程度事前に今年のルーティンも決まった。それがあったから練習から調子が良かったんだと思う。
驚くほどアグレッシブに攻めていましたが作戦は考えていましたか?
作戦?作戦というよりFMXWORLD.comの事前予想で10位にランクされてた事にすんげー腹立ってたから。しかも予想してたの去年うちに泊まったドイツ人!でもそういう見方もできるのわかるし。だったら、本気のオレはいったい何位なんだろうか?ってすげー気になってたから自分の持ってるポテンシャルを全て出し切る事に集中してた。誰かと競うと言うよりホント自分と勝負してた。
photo CAZY ツナミ
ご自身の試合のどんなところに満足・納得されましたか?
練習からみんなに「お前、勝てそうだぞ」とか言われても信じてなかった 。予選2位でも、その順位を信じられなかったけど、フォーマット的に最初のランで勝つと予選2位の自分は3位が決定する仕組みだった。
本当にそれまでは表彰台には縁がないと思ってた。だけどそれと同時に引退するまでには表彰台に上れたら良いなとも思ってた。
それは願望とも言えないくらいの叶わぬ夢だと思ってたんだけど、急にチャンスが来たから、せっかくだったら3位になりたいと思った。その為にも自分の持ってる物を全てミスなく出したいと思ってたし、それが出来たキャメロンとのラン (※セミファイナル 下動画) は満足してる。
アダムとのラン (※クオーターファイナル)は結果的には勝って嬉しかったけど、むしろあそこでミスしたのがやっぱり悔しい。
動画
RED BULL X-Fighters Mexico 2009
佐藤エイゴ セミファイナル
対キャメロン・シンクレアー
セミファイナルで対戦したダブルバックフリップの名手 キャメロン・シンクレアー
対戦中いけると手ごたえを感じたことはありましたか?
いけると思った事は一度もないなぁ。アダムのミスは自分がいた位置からは見えなかったしデッッドセラーは見逃してたし(笑)だから自分がミスしたとき絶対負けた!と思ってムカついたし。
アダムに勝った後の事は事前にはなんにも考えてなかったけど、なんとなくダブルフリップなしのキャメロンには負けたくねーな。とは正直、一瞬思った。でも結局、自分のポテンシャルをどこまで出せるかという事に気持ちが向いて、だからこそ”攻めのライディングあるのみ”って感じで攻めた。
ファイナルは(※下動画) ファイナルまで行った時点でおれの中ではもう十分予想以上だったし、ルーティン考える時間もなかったからほんとリラックスして自分の見せたい技だけだそうと思った。勝ち負けよりもEIGO SATOのスタイルをどれだけ見せれるか?って思ってた。
終わった後ビデオで見たけど、最後の方のレイジーフリップの代わりにアンダーフリップしてれば良かったと思う。実は走ってる時は時計が見えなくて、ほんと適当に思いつくまま技だしてたからアンダーやるタイミング逃した(笑)それがちょっと残念。
動画
RED BULL X-Fighters Mexico 2009
佐藤エイゴ ファイナル
対リーバイ・シャーウッド
印象に残ったことがあれば教えてください
あー、勝ち残れば残るほど休む時間もなくすんげー慌ただしいということを経験出来て良かった。ほんとパドックでレッドブル1本のんだらファイナルに呼び出されたからね(笑)
技の話で言えば やっぱりアダムとのラン の時のクリフフリップ。ランの途中にスーパーキッカーを1速で飛んでwグラブして、その流れで、今回の一番の課題のクリフフリップにトライ!と思ったら、本当に2速に変えたか心配になってランプをスルー。その瞬間に負けたと思ったし、なんかキレた。
そんで、じゃぁクリフフリップだけはでっかいの出して帰ろう!!と思ってほんと、ただただ思いっきり出したクリフフリップは、出たねー!
「うわー、すげー景色、いつもと違う」「あれっ!?てかバイクに戻れるのこれ?」「うわー転ぶぅううう!」って思ったらなんとか転ばなかった。あれはヤバかった(笑)
クリフハンガーフリップ! 見たまま。足だけでひっかけている怖い技 フリースタイルの中でこの技出して体を伸ばせる人は何人もいない難しい技
手を広げて遊泳するレイジーフリップもまたすごい 間違いなく自分の中の現役トップ!一番下のハイライト動画で見ることができる
ダニー・トレスが予選落ちしましたが、点数が低かったのは、佐藤選手はどのように受け取られましたか?
リアルタイムで見てる時は正直本当に意外だった。実際難易度の高い技を出してたし。でもビデオでゆっくり見たら納得がいった。ダニーはフリップを1本削って、ターンダウン入れれば予選余裕で通ったと思う。
もともとX-fightersは、フリップばかりのランを嫌う傾向にはあったけど今年は特にそれが強く出た気がする。
たぶんラスクの件とも無関係じゃなくて、”安定感がない高リスクの技”よりも、”安定感のある完成度の高い技”と”スタイルの出てるレギュラートリック”の方が評価が高かった。そういう目線で見ると今回のジャッジの傾向には一貫性がある。もしこれがX-GAMESのジャッジだったなら、自分とダニーの順位は絶対に入れ替わってただろうね。
photo CAZY ダニー・トレス 昨年のレッドブルシリーズ2位 スペインの弾丸
photo CAZY アダム・ジョーンズ X GAMESゴールドメダリスト レッドブル初参戦だったが
アダム・ジョーンズの不調はどうご覧になりましたか?
下りの助走とアメリカとはちょっと癖が違うランプ。それからバイクセッティング。要するにメキシコにやられてんなぁ。って見てた。練習でも一生懸命走り込んでたし、どんどん走りは良くなってたけど練習時間切れって感じだと思う。 本番当日の朝は一番先に会場入りして真っ先に練習始めてたし、その意欲はすごいなぁと素直に思った。結果的には勝ったけど、それでもビッグネームだし、難しいトリックも決めてたからやっぱり強かった。
動画
RED BULL X-Fighters Mexico 2009
ハイライト
30秒と1分10秒あたりに佐藤選手の宇宙遊泳のものすごいレイジーフリップあり
残念ながらクオーターファイナルのクリフハンガーは入っていない
インタビューに出てきた全員が超速で(笑)出てきます、@15秒のダニー・トレス @20秒アダム・ジョーンズ @30秒佐藤エイゴ アンドレ・ビラ トマス・パジェス @50秒キャメロン・シンクレアー マット・ルボー @1:10 佐藤エイゴ リーバイ・シャーウッドの順
試合から少し離れますが、佐藤選手のヘアースタイルを実況が褒めていましたが、今回パンクのイメージには何か意味がありますか?
もともとパンク好きだし、年取るにつれて落ち着いてなんかいられねぇなぁ。と思って。年取った自分に反攻してみた感じ。ただの30歳の反抗期
photo CAZY
5月にGOBIGを控えていらっしゃいますが、次のカナダ戦までの間のプランを聞かせてもらえますか?
カナダの前にGO BIGがあるからね。まぁプランとしてはGO BIGまではツナミフリップの練習。GOBIGのあとは30mフリップの練習。プランとしてはまだそんなもん。
GOBIGは全く油断出来ないよ。ダイス、コウタを筆頭にみんなが凄いから。自分的にはX-FIGHTERSと同じく、攻める!一番攻めきって運を味方に付けた人が勝つと思う。でも結局順位よりも、いかに自分のベストを出せるかって事に意識が向く。 本番こそが最高の練習。GOBIGも自分の進化を試す最高の練習。楽しみだね。
■佐藤選手から皆さんへメッセージ■
5月4日のFMXinSAMEGAWA(※一番下にINFO) 5月17日には、大阪でX-5
お台場でWE RIDE
のプレイベントがあるし多分5月30日は横浜でYME
というイベントでFMXが見れるので是非、生でFMX観戦してください。
メキシコ戦のディープなお話は、今月24日発売のモトクロス専門誌ダートクール(隔月刊)のエイゴ選手のコラム『Freestyle MX 佐藤英吾のエーゴの時間』で確認できます。
メキシコへ同行していたMX-VIRUSのCAZYさんにも現地の様子を少しうかがいました
CAZY in MEXICO
(佐藤エイゴのツナミについて) あのトリックはツナミインディーでもないんですね。ツナミのスタイルがこうなったって感じです。やりだした頃は周りも違和感があったみたいですが、今では佐藤エイゴシグネチャーくらい浸透しています。よく似たスタイルはジェレミー・ラスクがこうなってたのを見たことがあります。あと今回優勝したリーバイも同じような形をしてましたね。でもこの形の最初は間違いなくエイゴ君でした。
(現地での様子) 今回に限って言えば、多くのライダーがマシントラブルやコンディションについてなかった感はあります。
エイゴ君もこれまでメキシコ大会はシーズン明けという事もあり状態は100%ではなかったと思います。ただ今年はシーズンオフから今大会を見据えて活動していたので例年よりもいいコンディションで迎えられたと思います。1月末にアメリカでのツアーがあって、帰国後は実践モードでした。その結果、最初のプラクティスからエイゴ君は乗れてましたね。それをみて僕は「ひょっとするとイケるかも?」と思ってました。
アダムとダニの不調は残念でしたね。ダニは前日からステアリングダンパーの調整がずっと微妙と言ってました。そういえばマット・レボーも前日の練習でフリップで空中分解してクラッシュしたんですよ。一瞬ひやっとしましたが大事に至らず良かったです。リーバイも360でスリップダウンしてました。。。アンドレもサスが調子悪くてトーマスに借りてました。そのことは記載されてましたね。高地という条件でキャブレターのセッティングにみんな苦労してました。
エイゴ君の2位が決定してパドックに行くと多くのライダーやスタッフが祝福してたのが印象的でした。どんな時も相手を讃え、常に全開で攻めてる彼の姿勢は多くの人がリスペクトしています。会場での「エイゴーサートーーー!!」のコールで会場のお客さんも一緒に叫んでるとこなんて鳥肌立ちましたよ。
メキシコ戦の詳しいリポートは必読
CAZY”どんな時も相手を讃え、常に全開で攻めてる彼の姿勢は・・・” ファイナルで対戦相手のリーバイの優勝が決まった瞬間、拍手を送るエイゴ選手
んで、佐藤選手のファイナルをあっけにとられて観戦しているルボーとリーバイ
日本のFMX公式戦 今年2回目をむかえる
FMXinSAMEGAWAinclude GOBIG
日時 5月4日 9時開場 10時スタート \2000(当日\2500)
開催地 モトパーク森 福島県東白川郡鮫川村大字赤阪東野字遠ヶ竜212-2
選手リスト 鈴木大助 釘村孝太 佐藤英吾 関志路充毅 加賀晃 上野祐己 酒井ツヨシ 小泉貴文 吉田耕太郎 加賀真一
日本のFMXのメインライダーがまるまる見れてしまう贅沢なこのイベントでは、さまざまな楽しそうなしかけが。バンド出演、50クロス、MXデモレース ATVデモレース MOWRYS BOMB (ビギナーFMX) などなど。なんかすごいパワーアップしてる。ゴールデンウイーク家にいる人はドライブがてら行こう!いっつも福島ばっか楽しそうでいいなー.。福島県反則!!
■アダム・ジョーンズとの対戦 クオーターファイナルを含むメキシコ戦2時間の全試合
メキシコ戦 WEBキャスト
■過去記事
大波乱!RED BULLメキシコ戦 優勝はリーバイ17歳!日本の佐藤エイゴ2位!トレス予選落ち!
エイゴ選手のお話うかがうまでjは、ホントはすでに記事書きあがっていて、インタビューはさみこめば投稿できるまでになっていたのですが、あんまり面白かったので一から全部やり直して新しい記事書いちゃいました。アリガタや、ウラメシヤ。
お忙しい中快くインタビューをお受けいただいた佐藤選手、本当にありがとうございました!
ご本人には言わなかったんですが、エイゴ選手はこのブログを始めるきっかけだったんですよ。
CAZYさんにはもう足むけて寝れません。あとで方角教えてください。
ご本人から試合のお話をうかがえるなんて、こんな贅沢なことないですね!知らないことばかりでホントおもしろかった!なるほどーそういうことなんですねぇ。今までより一歩近づいて試合が見れた気がします。興味シンシンでうかがいたいこと山積みです。また機会いただけたら書きますので、楽しみにしていてください。





















































