示された道筋の先に綴られた『過去』の息吹は



降り注ぐ星空の下



『今日』という名の希望を紡ぎだす。



それがたとえ灰塵に帰っしても



『明日』の扉の先には貴方を包み込む光がある。

気付けばいつもそこにいた



きっかけは憶えてない



それが当たり前だった



いつも僕の心を見透かしていた



キミがだれかといるのを見ると



心が張り裂けそうだった



自分だけ見ててほしかった



でもキミを困らせたくなかった



だから距離をとった



離れた間に手紙を書いた



内容なんてなく



ただキミの名を書き連ねた



でもきっとポストには出さない



直接キミに言いたかったから。
目指したのは



イージスの楯。



行き着いた先は必滅の螺旋。



救いたかった者は



目の前で散り



誇りをかけて守っていた信条は



滅びに至る萌芽となった。



自分は何を心に誓って



あの剣に手をかけたのか。



思い出はあまりにも隔たりすぎて



涙に曇る目ではもう見通せない。



そしてもう



流れ落ちる涙を止めようとはしなかった。



ならばきっと



購うべき過ちは



あの始まりの日にあったのだ。



慟哭に喉を詰まらせながら



誰に届くこともない声と知りつつ



繰り返し懺悔した。



安息という名の攻め苦の中で



終わらない罪を課されて



購いきれぬ罪に怯えて



彼の者は



涙に暮れて詫び続ける。



自分が一個人という



理想であったことを。