『第17回 奈良東大寺 華の仏さま展』@2018.11.02 | 蓮生 《徒然なされるままに...》

蓮生 《徒然なされるままに...》

筆無精なので何をいつ書くかはわからない…(ー ー;)

今年は金曜日に。

去年聴いた平岡先生の法話に興味を惹かれたんで、法話の日を狙って、頑張っていつもより早目に出発。
思った遅れ感より早目に着いてほっとな。
茶所でおにぎりと焙じ茶で昼餉をば。


今年も今日は、と早速記帳。m(_  _)m
甲状腺の薬飲んでから嘘のように元気になって無事来られました、と。

みんなで座布団や椅子を置いたりして準備して、真譽さんが「院主様は...」と平岡先生の様子を見に行かはってきたら「45分でええじゃろか」とのこと。
ひょこっと現れたと思ったら「もう7,8分前やろ」と。
座敷に中々人が入らんのでもしかしてら法話を聴きに来てはる方々はどうも座敷に上がる機と開始時間に戸惑いはってんのかな?
で、マイペースに平岡先生が座ってはったら人が寄り集まって来てました。
思ってた以上にサパサパしゃっきりなお人柄なんやなぁ。( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

何やかやで法話の始まり。
今回のテーマは数字。年号に始まり、西国三十三所、東海道五拾三次と中山道は表街道裏街道、太陰暦に太陽暦、明治5年12月3日に西暦に変わってひと月無うなってズレた、やら。

年号は昔の中国の書物から、公家さんが集まってあーでもないこーでもない、と決めてはったと。
NHKの日本人のお名前‼︎、て番組で観た観た。
まるでいちゃもん付け大会で面白かったわ。
明治以降はややこしいのもあって天皇一代につき一年号と改まった。
来年天皇さんが退位されるから今年は平成最後や言うけどまだ年号発表は先やからカレンダー作るのも大変やな、とな。
先月聞いてたけどカレンダー業界の方曰く、とりあえずは西暦カレンダーを発売して、年号発表されたら和暦カレンダー等を作るらしい。

昔は東大寺も浄土宗やったとか、明治なって華厳宗に変わったとか。
妙法蓮華経は法華経。流暢なサンスクリット語で言うてはったけど、意は、妙なる仏様が〜?のお経。

西国三十三所の始まりは何故那智か。
昔は一生一度はお伊勢参り、とみんなでお金貯めて代表で交代で行ってと講が組まれてた。
でも折角伊勢まで行ってとんぼ返りは勿体ない。
と欲が出て、伊勢から滋賀までの西国三十三所が出来たらしい。
行きは東海道、帰りは中山道とな。
菩薩が修行中に出会った人数にあやかっての数字らしいが、正確には同じ人に2回会うてるから32やけどな、やて。
流暢なサンスクリット語で「ナディ」?、那智の大滝を、大きな川、の意で、音が変化していって漢字を当てて那智になったとか。奈良もサンスクリット語で語源とか言うてはったかな。
昔東大寺の公慶さんが桂昌院さんの病の祈祷に呼ばれてたけど桂昌院さんはお亡くなりになり、その後まもなく公慶さんも江戸でお亡くなりになったんやけど、お弟子の方々が「どうしても御遺体を奈良に運び帰る」て、大名でも荼毘にふさんと江戸から帰らせてくれんのを綱吉に頼んで許可もろて、大きい壺に公慶さんを坐して入れて石灰詰めて、裏の中山道を荷車に載せて運んで東大寺で葬送なされたそうな。今でも東大寺のすぐ近くのお寺でお祀りしてはるそうな。

二月堂は旧歴の2月にしてたから二月堂と呼ぶようなったけど西暦に変わったせいで3月になってもて、本来の意味合いが無くなったとか。
修二会がお水取りと呼ばれるようなったんは松尾芭蕉が句を詠んだからやて。
三月堂四月堂と呼ばれるようなったんは昭和になってからちゃうかなとか。二月堂の由来とかとは全く関係ないけど何やそう呼ばれるようなったらしい。

今では年号を使ってるのはタイや日本やらのアジア圏三ヶ国位らしい。
年号変えるんはリセット。昔はよく変えてた。あんだけ栄えた元禄は災害続きで宝永になったとか。
そん時分噴火した富士山の穴は裏にあるで、とか。
ブラタモリでも観たなぁ。

今でも旧正月を祝う習慣があるんは、昔は月の影響が強くて、十五夜三日月と月見りゃ日にちが分かるものやったと。
女性は特に月経がそう、コレもサンスクリット語からきてて、??...マンス...メンス...と変化してったらしい。
ようやく何で生理をメンスて呼ぶか繋がったぞな。

小一時間程で法話を終えたら平岡先生はサクッと帰りはった。
どうも今日は忙しいみたいな。
皆さん後方に座してたけど、ワテはひとり真横にポジって荷物の上に載せたデジカメで動画撮影を試みたんやがちとチェックしてみたら途中で止まってたんと、音が小さい... ( ̄   ̄)ゞ
ま、今回はテストやし、後でじっくり見直そう...と。

神社⇨お寺⇨神社...と偶々御朱印帳が更新されてたのでこの流れは続けたいなぁと。
今増上寺のんやから次々回用に長楽寺さんの御朱印帳をと、今年はソレに御一筆を頂き、仏さま展限定の御朱印と短冊とカレンダーと、棟方志功に似てるなぁ...と首傾げが気に入ったクラフトの葉書三枚をお土産にした。
珍しくも御朱印帳を今日は忘れずに来た連れは、これ又珍しくも座敷に上がって早々に額に入った観音様に惚れはって諸々と共にお連れ帰りしはった。

ふいに真譽さんから蜜柑をいただき、帰りにお花の先生が可愛い瓜を沢山くださった。
腐ったら捨ててね、と。食べれんのかぁ... (T▽T)
持ってた陶器のお地蔵さん二体と並べて、蓮の葉の皿に飾ってみた。

ゆっくりした割に時間に余裕が出来てたんで、二月堂の御朱印を頂いてから久々にお堂脇の茶屋で一服。
去年と同じ方に御朱印書いてもらってたよ。

然し乍ら、お茶時やと言うのに、もう何年も早々に名物のわらび餅が売り切れてしまっているのが続いている。国内外の観光客増えて寄ってくんやからわらび餅も増産してくれい...... (T  T)
仕方なく梅くずきり単品をば。
疲れた体に酸っぱ甘いのが染みるぜぇ... ( ̄ ̄) ズズ


いつも、あっちゅうまに時間が経ってしまう...
参籠所の帰りはいつも名残惜しさが身を引くぜ。

叶うことなら連泊して日参し、お手伝いしながら過ごしたいもんだぁ。( ̄人 ̄)