CIAの勉強をしていて一番イラっとする瞬間、それは
「日本語がおかしい設問に出くわした時」です。

多くの訳文がそうであるように、いやそれ以上に、
CIAの問題は日本語になってません。

たとえば。
「銀行が別組織でコンプライアンス機能を
保有する場合、その理由は?」
という設問に対する選択肢のひとつ。

「高いリスクが把握できるように、
よりよく管理するため。」

下手な小学生の回答じゃないんだからさあ。
「リスクが高い」は使うけど
「高いリスク」って言い方は普通しないよね、とか
「よりよく管理」って何を「よりよく」なのよ、とか・・・

ちなみにこの↑選択肢が回答なんだそうです。

他にも、
「業務活動基準というものは、
さもなければ最低限の指標でありがちなので、
最も厳しく解釈して適用する」
なんて文章があったり。(「さもなければ」・・・
「ややもすると」って言いたかったのかな)

CIA、苦でない人は間違いなく英語で受けたほうがいいでしょう。
(私は日本語で申込しましたが・・・)
訳が下手すぎる。
どうか、日本内部監査協会にまともな翻訳者を!

このように、下手に文学部を出てしまうと
些末な(いや、些末じゃないと思うけど)ところに囚われがちです。
気をつけましょう。
私が働いているエリアは、親会社の人も含めて
結構な数の同業者が働いています。
なので、昼食を取りにいくと、
大抵の店でグループ会社で働いているらしい人に出会います。

どうやって同業者を判別するか。
ネックストラップ(IDカード)を見れば一目瞭然ではあるのですが、
それはさておき
彼らの会話に聞き慣れた珍奇な言葉が交じっていることで、
明らかになります。

先日は、とある飲み屋でランチ中、
「PCAOB、今年は来ますかね~・・・」
「去年も来たのに今年も来られちゃたまんねーだろ」
という会話を耳に。

ピーシーエーオービ—とは
Public Company Accounting Oversight Board
(公開会社会計監視委員会)
というなんだかよくわかんない委員会(失礼)。
米国SOX法に対応してできた独立団体らしい。
PCAOBは米国の監査法人を監視するのが
お仕事なのですが、
米国市場に上場する外資系企業(米国から見て)
の監査を担当している監査法人にも立ち入り検査を行っており、
その魔の手(失礼)が昨年末、
日本の監査法人に及んだのは記憶に新しい話。

というわけで、
「PCAOB来んなよ、こええな~」
なんてことを日常会話で話しているのは、
ごくごく一部の職種の方々なわけです。

その他にもアサーションとかIIAとかNGワード(?)は
様々あるのですが、それはまたおいおい。

標題のピーカブー(peek-a-boo)は
英語で言うところの「ちちんぷいぷい」の意。
まさかPCAOBの名称はこれにかけてる訳ではあるまいが。
東京の銀行間取引における金利のこと。
一般的には全銀協TIBOR(全国銀行協会が複数の有力銀行データを集計し
毎営業日公表しているレート)を指す。
関連語:LIBOR(London Inter-Bank Offered Rate=ロンドン銀行間貸出金利)