残念な男の携帯乙女ゲー記録 -20ページ目

残念な男の携帯乙女ゲー記録

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長期出張中ぶっちゃけ休みが皆無だった俺。
社長が有難いことに一週間の有給休暇をくれた。

で、昨日から彼女が泊まりに来ているわけだが。
イチャイチャしてるかと思っただろうがそんなことはない。昨晩は彼女は俺のシングルベッドを陣取った上に「狭いからソファーで寝ろ」と言われ、素直に愛犬とソファーに横になる俺。此処は誰の家か言ってみろ。


違うお前じゃない。そう、俺の家だ。





なんてこと、怖いので言えるはずもなく。


で、泊まりにきた彼女と昨日丸々一日何をしていたかというと



まさかの彼女とBLドラマCD鑑賞である。こんなカップルがいるだろうか。いや、いない。いてたまるか。


彼女は大量のBLCDを持ち込み、俺のCDプレイヤーで再生する事がたまにある。いや、よくある。俺のCDプレイヤーが犯される。
ぶっちゃけ俺はBL自体に抵抗はない。どちらかというと萌えはしないが、物語としては普通に楽しめる。しかし、このBLCDというものだけはどうも苦手というか。

なにが苦手って、男同士の喘ぎ声。そう。ばっちりCDの中で、野郎同士でヤっちゃうのである。


考えてみてほしい。






気まずいにも程がある。


「これだけは解せん。ぶっちゃけ反応に困る。なんかよくわかんないけど半端なく恥ずかい気持ちになるから頼むから一人で聴いて」


と昔言ったわけだが、そう言ったが最後、嫌がらせのように聴かせてくる回数が増えた。


解せん。


解せんが、慣れとは恐ろしいもの。

最近は野郎同士の喘ぎ声を聴いても羞恥を感じないばかりか、観葉植物に水を与えるくらいには心に余裕すらある。
そうか、俺は悟りを開きかけているのだなと感じたわけだ。



昨日も梅昆布茶を飲みながら野郎同士の喘ぎ声を彼女の隣で聞いていた。余裕綽々でBLCDのケースを手に取り、眺める俺。

眺めた瞬間、俺の余裕は消え去った。




流れているBLCDの掘られてる役をしているのが




ゼンの中の人だったのである。

気付いてしまった瞬間、俺の脳内で掘られてる奴がゼンになってしまったのだ。確かに。ずっと気付かなかったが、確かにどことなくゼンの声だ。

ゼンの声の誰かが、「ほんとに初めてなのか?信じられん。しめつけてくるじゃないか」とか言われながら犯されて喘いでいるのである。



堪えられぬ。



俺「ちょ、待って。待ってください。このCDあかんやつや。掘られてる奴の中の人があかんやつやこれ」
彼女「なに、平川さん好きなの?平川さん攻めのCDも持ってきてるよ」
俺「いやァっ!聞きたくない!他の人のにして!この人のあんま聞きたくない!マジで!やめて!」
彼女「なんだよもー。じゃあ緑川」
俺「緑川もダメーー!!ジョシュアだからダメェーーー!!」
彼女「はぁ?」
俺「いや俺、携帯アプリやってっから。王子様のプロポーズやってっから。その攻略対象の中の人の喘ぎ声あんま聞きたくないっていうか。俺王子様のドラマCDバッチリ聴いた人間なんで」
彼女「きめぇ」
俺「そりゃきめぇわ男が王子様のプロポーズとかしかもそのドラマCDまで抜かりなくバッチリ聴いてるんですからねぇぇぇぇ」




俺は全く意識して聴いていなかったんだが、彼女はこれまでにも俺の前でゼンの中の人が出演しているBLCDをかけていたようである。
というか彼女はゼンの中の人の喘ぎ声が大変にお気に入りらしく(反応に困る)、持っているCDの7割がゼンの中の人が掘られてるものらしい。
いや、中の人は掘られていない。中の人の役が掘られているわけであって。

というかゼンの中の人、そんなにBL作品に出ていたのか。


というわけでゼンの中の人(が演じる人物)が掘られて喘ぎまくってるCDを一日中聞かされたわけだが。

俺の残念な脳は、もうゼンにしか聞こえなかったという。
喘ぎのシーンは気まずくて耳を塞いだりした。



彼女「聴きたくないならあっち行ってていいよ」
俺「聴きたくないのに聴いてしまう。これは一体なんなのか。というか俺の家なのにその上から目線は一体なんなのか」




俺はもうそろそろ悟りを開けるんじゃないかと思う。


喘ぎ声のシーンで無表情を貫くことが出来た時、悟りを開けるのだろう。悟りを開いた瞬間、大事な何かを失う気がしてならないが。


俺はまだまだ未熟者である為、未だに喘ぎ声のシーンになると物凄い顔になる。なんかよく分からんが、えらく恥ずかしくなってくるのだ。


そういえば、声は浪川そっくりと周りから言われている俺。
昔、彼女が俺の目の前で目を閉じてきた。キスしろってことかとちょっと喜んでいたら、目を閉じたまま差し出されるBL漫画。


彼女は「キスして」ではなく、なんと






「音読して」




と言ってきたのである。



彼女「浪川、BLやってないから」
俺「いや、待ってください」
彼女「達也君の声が大好きです」




音読を始める俺。男のプライドもあり、攻めてる側を音読していたら



彼女「そっちじゃねぇよ。ネコの方読めよ」
俺「勘弁してください女王様」
彼女「達也君の声が大好きです」
俺「ぐぅ…っ!“なんでこんなこと…っ!や、やめてください!は、はなしてぇ…っ”」
彼女「棒読みかよ!」
俺「“先生!そんなとこ…ああっ、痛い!”」
彼女「下手くそ!」
俺「だって!無理だって!羞恥プレイすぎる!練習すっからちょっと待って!」




自分の心の広さに拍手。