願はくは 花の下にて 春死なむ
そのきさらぎの 望月のころ
西行法師
私の育ての親であった祖母が亡くなったのは
4月の初めの桜が満開の頃でした。
西行のこの歌は
願わくば 旧暦2月15日の満月の頃
満開の桜の下で死にたいものだ
という歌で、現在の3月中旬以降の満月の日にあたり
ちょうど桜が花盛りを迎える時期のこと
桜が咲き始め、祖母の命日が近づくと
この歌を思い出します。
祖母は大動脈瘤破裂で一度死にかけたのち、4年間娘である母と幸せに暮らし、桜が満開の頃に2度目の大動脈瘤破裂にて自宅で母のそばで他界しました。
火葬場から自宅に帰る途中の桜並木が見事に満開で、並木道を車で走り抜けると、散り始めた花びらがそれはもう美しく花吹雪となって舞い上がった光景が、今も鮮やかに思い出されます。
私も
願わくば 花の下にて春しなむ
そんなことを思い出しながら
このブログを始めたいと思います。