世の中には難しい問題がたくさんありますが、今NHKで介護の問題をやっていたのをみて色々考えることがあるので、少し書いてみたいと思いました。
世の中で大きな問題になっている、介護問題も、待機児童の問題も。
そこで働く人達の待遇の問題が大きく関わっているとあらためて思います。
介護職は夜勤もあるし、重労働で腰を痛める方がほとんどですし。
それなのに給料が安い。
保育士さんの問題も、給料の安さが大きいところをしめていると言われています。
特養であいている部屋があったり、保育所も定員よりもかなり少ないけれど、受け入れられない。
それだけ、人材が足りていないのが現状ということのようなのですが。
私の働くホテル業界も似ているかなって思います。
部署にもよりますが、夜勤があり、不規則な生活。
でも給料は安い。
例えば…うちの会社の話はしたくないので(笑)、同じ大卒の友人が、とあるホテルで働いていたことがあって。
3年か4年ぐらい働いていたのですが…
手取りで14か15万ぐらい。
実家の独身ならどうにかなる金額ですが、一人暮らしだったり、子供のいる家庭だったらと考えるととても恐ろしい金額だと思います。
恐らく同じような感じなのだと思います。
でも、違うのは、保育も介護も資格を持っているということ。
資格があっても低い給料なのは、もっと辛いのではないかなぁと思います。
私にとって仕事は、お金ではなく、働くことが楽しいかどうかなので。
(もちろん給与が高いにこしたことはないのですが)
低い給料だとしても、ホテル業界が大好きだから、一生この業界から離れたくないって思っています。
そうあらためて思ったのは、実は私が苦手な業界から、なぜか転職のお誘いを受けたことがきっかけだったりします。
その業界は、頑張れた分給与やボーナスに反映される仕事。
稼げる人であれば、今の私の年収の3倍以上にはなることでしょう。
とりあえず、私には似合わないし、私はホテルが好きなのでお断りしたのですが。
別な業種の話を聞くのは少し面白かったりもしました。
そこで思ったのは…
どうしてこんなに給与が違うんだろう?
ということ。
大変じゃない仕事なんてない。
大変な種類が違うだけ。
でもね。
お金がありあまっている人も世の中にはいる。
必要なところに必要なお金がいく仕組みってどうしたら出来るんだろう。
消費税があがったっていい。
でも、それが本当に必要なところに行くべきではないでしょうか。
お金があるところにはあるはず。
ということは、そういう仕組みが作れる何かがあるはずだと思うんです。
それが何か、私は頭悪いんでさーっぱりわからないので、いろんな意見をいただいたところで太刀打ち出来る術はないのですが…
何かがあるんじゃないかなーと。
ただ漠然と思います。
たった10年後には、今の倍以上の大変な問題になる介護問題。
私の祖母は、デイサービスとショートステイを利用しています。
私の両親は10年後にはともに70歳をこえます。
他人事ではない。
人材不足でサービスが利用出来なければ、子供世代が働けない。
子供世代が働けなければ、路頭に迷って息絶えてしまうことにもなりかねない。
ひつとだけ今回の番組を見て、それいいかもって思ったものがありました。
介護の資格を持っている人は380万人。
実際介護の現場にいる人は30万人。
残りの300万人以上の人達は、資格はあるけど介護の現場では働いていない。
だとするならば、たくさんの現場で介護の資格がある人が働いているということ。
介護の手がいろんなところにある地域を作ってしまう。
という話です。
オランダではそういうところがあるそうで、介護が必要な方の住宅街のようなところの、スーパーやら美容室やらなんやらの、あらゆるところに介護の資格がある人がいる。
理想論なのかもしれないけど。
少しでも明るい未来になってほしいなーという、願いをこめて終わりたいと思います。