こんばんは


 気がつけば9月も半ば・・・いかがお過ごしでしょうか?


私は、遅い夏休みで屋久島の友人のもとを訪ねてまいりました霧星空


ほぼ6日間の滞在で、歩くわ、登るわ、はまるわ(?!)で、いろいろありすぎて話はつきませんが、なんとか着物につながる話を・・・あせる


 屋久島にいらしたことのある方はご存知でしょうが、島のお墓はそれはそれは華やかで色とりどりです。それは、島の人々が早朝からたくさんの花を摘み、お墓にきれいに活けるからなのですね。


 と、遠まわしかもしれませんが、島の人々はとても信仰心が厚いというか、熱心だということを言いたかったのです。そしてここで着物の話。


 私の友人宅の実際のお盆の光景です。彼は本家の長男(嫡男、いわば後継ぎ)なのですが、お盆の3日間は、3着の着物を着まわすそうです。確か白(薄いグレーだったかな?)・グレー・黒(濃いグレーか?うろ覚えの甚だしいこと・・・すみません汗)の3着の夏着物に兵児帯を締め、お参りし、盆を過ごすそうです。意味は本人にも奥さんにも不明とのこと。


 ただ、友人の実家にお邪魔した時には、偶然お父さまが仏壇の前で着物を着ておつとめされている姿を目撃してしまい、正直驚きました。(その後は作務衣に着替えられましたが)友人いわく、ただひたすら暑い!暑い!と、まあ、こう、わかりきった感想はひとまず置いておいて、今も昔も暑さの厳しい南国の島で、夏着物をきちんと着ることが、正装であり、ご先祖様への敬いの現われともなるのかもしれないと、ふと着物姿の今昔を思う屋久島の一日でした。