ドラマ

「ギルティ 悪魔と契約した女(2010)」

についての感想。



(ネタバレあり)





  第一に言えること、それは最終話の終わり方が凄くよかったです。また、このドラマにおいて、言葉に込められた意味が深くて、視聴者も同時に考えさせられるようにできているなと思いました。

 自殺に追い込む野上芽衣子(菅野美穂さん)の巧妙な手口、自殺に追い込むための慎重な罠。追い込まれて自殺というのは、早々できない手口ですが、このドラマの場合は納得できるようなやり方で追い込んでました。長い年月+ジャーナリストの情報、これは強い味方です。また、その家族とも関わって(人質として巧みに利用)追い込むのだから、恐ろしすぎる。笑女は怖いわ〜(自分も女だが(-_-))
 また、演技も素晴らしかったと思います。うまく表裏を使い分けていて、真島に気持ちがいっている様子からの、決して復讐をやめてはいけない!という覚悟の顔の変化、見ていて凄かったですし、面白かったです。

 堂島(唐沢寿明さん)は、正直まさか死ぬとは思いませんでした。ビルからすんなり飛び降りたので、榎本(吉瀬美智子さん)にマットでも用意さしたのかなーなんて思ってしまいましたが、ジャーナリストとしての強い覚悟と、野上芽衣子への申し訳なさから自殺する覚悟も持っていたのですね。正直、死んでほしくなかったですね。記事を完成させて欲しかった…。言葉が決してなくても、視聴者に強く伝わるシーンだったと思います。



 一気に飛んで最終話について。

 無事、野上芽衣子がすべての復讐を終えましたね、自分を除いて。
 野上芽衣子が捕まって、小山内琴美(横山めぐみさん)の暴露は、んん!?ってなりましたねー。突然どうしたって感じでした。野上芽衣子の冤罪が自分のせいでもあるという罪悪感から、ペットサロンであんなふうに親切にしてたのですかねー、普通犯罪者に、命を預けさせるような仕事に雇おうとは思いませんし…。ここは、謎でした。笑あまり、このことに関しての匂わせがありませんでしたし。

 捕まったあと、真島(玉木宏さん)が野上芽衣子を母親に会わせてあげましたね。笑やるやん!って思いつつも、手錠外したり、まずその行為が警察官として論外ですけど、個人的な感情だからどうしようもできませんよねー。会わせてあげたとき少し気をそらしている時に逃げられちゃっているし、逃げ足早すぎだし。笑 感動シーンなのに、少し笑ってしまいました。笑



 そして最終シーン。
 真島が野上の姉が自殺した場所に向かった時には時すでに遅しでしたね。野上芽衣子は、青酸カリを飲んでしまっていました。死ぬ間際、野上芽衣子は真島に姉のネックレスを託しました。おそらく、自分の分まで生きてくれ、自分を忘れないでくれ、そして愛してくれてありがとうといろいろの想いが詰まっていたのでしょうね。
 そして、真島は野上にキスをした。この瞬間、真島も一緒に死ぬんだなと思いましたね。青酸カリっていうのは少量でも呼吸困難に陥るくらいの猛毒だから、キスなんかしたらもってのほかです。そしたら主題歌が流れているシーンで、真島がキスしているところでカクッとなっていました。見逃した人は是非確かめてみてください。
 
 真島も、堂島や野上たちと同じように覚悟していたのかもしれませんね。愛している野上と共にいるということを。何度か言っていましたし。もしかしたら、野上を逮捕した時には、野上の復讐は終わっていないというのに気づいていたのかもしれません。普通、手錠を外したりする行為はしませんしね。(あくまで個人的な意見です)あと、自分への戒めもあったかもしれません。宇喜多(吉田鋼太郎さん)を銃で撃ってしまったときの、焦りと怯えた表情から、殺してしまったという事実に向き合えきれていない感じ?っていうのか?笑正当防衛とはいえ、殺してしまったのは避けられない事実ですしね…。


 このキスしたシーンで終わらしたの、うまいなぁ!って思いました。あの後に、捜査一課の真島の空席が映るシーンなどがあったりしたら、折角のラストが台無しだったと思います。真島があの後、どうなったのか視聴者にお任せするという判断は、このドラマにおいて正しいなと思いました。言葉では表現しきれない場面が多々ありましたし。
 あの、真島のカクッとなるシーンは本当によかったです。少し安心しましたね。復讐がすべて終わり、やっと2人は一緒になれるのだから。


オススメ度 ★★★★★★★★★☆