モーターボートを乗り終わってからの話


ふと、Yuki君が山梨にきてからずっと


ねえ、ひぐらし(アニメのね)みたいな場所や廃村とかないの?


としきりに言ってたのを思い出した。


そういえばYuki君は怖いオカルト系の物が好きだったなぁ~と。。。
思えば、LOSTNAMEの時にYuki君家に行ったら、ひぐらしを無理やり見せられたしねw


しかしながら、オレはオカルト系は超苦手なのだ!

バイオハザード1では、犬が急に窓から飛び出てくるシーンで怖すぎてコントローラを投げた位だ!
気づいた時には犬に食い殺されてたよ。。。。


よく友達にオレのそのリアクションが面白いと言われ、逆に見させられるがね。。。


んで話を戻すけど、Yuki君が「フジQハイランドにある「戦慄迷宮」ってのに行ってみたいなぁ~。」と言ってた事をふと思い出してしまった。。。。


だが時間は17時すぎ。。。やってるかどうかわからないけど、近いから行ってみる?という話になり行ってみた!


内心行きたくないなぁ~と思いつつ。。。。(絶対に戦慄迷宮連れて行かれるからね)

心の中でもう閉園してろ!と願いつつ入園口に到着。。。。


しかしながら神はいなかった!

ちょこざいにも夏時間で21時までやってやがる!!


まだ入園できるとわかり、不気味な笑みを浮かべるYuki君の横顔をそっと見て、オレは絶望を感じたのを今だに覚えている・・・


そしてまさかの男二人で入場!!


周りはカップルばかりだし、はたから見たら変な目で見られてるんだろうなぁ~と思ったが、Yuki君はロン毛だし。。。。心の中で


Yuki君は女 Yuki君は女 Yuki君は女


と頑張ってみたがやはり無理だったw


そしてYuki君待望の戦慄迷宮へ到着!
夕方すぎで空いているとはいえ、人気アトラクションだったのもあり40分以上待ち・・・しかも今並ばなければ閉鎖してしまうと言う事だった・・・オレは一向に閉鎖されて構わないのだがね・・・


しかしこれもYuki君の思い出作りのため。。。苦手だけど仕方ないと自分に言い聞かせて、いざ二人で並ぶ!!


それから5分ほどするとYuki君が

「ちょっとトイレいきたい・・・。」

と言い出したのでしょうがないからオレ一人で並んでるから はよ~行って来いという。

しばし一人で待っていた。。。


はっきり言って孤独である。
しかも周りはカップルだらけ。。。そこにソロで並んでいるオレ。。。


この放置プレイは辛すぎる!!


歴代TOP3に入るくらいきつかったw


しかしYuki君は一向に帰ってこない・・・

トイレだけにしては長すぎる。。。大きいほうだったとしても長すぎる。。。。

20分は経っただろうか。。。。

迷子の園内放送とかこないよな?とか考えてたら、何事もなかったような顔をしてYuki君が登場・・・


タバコ3本も吸ってきちゃったぜ~wwwだって並んでるの暑いんだもんwww


オレはその言葉で心のどこかが若干熱くなったのを感じた。


んで、Yuki君が帰ってきてからさらに20分位経って、やっとオレ達の番が回ってきた。


さあ恐怖の時間の始まりだ!

Yuki君の笑顔がそう言っているように見えたw


怖かったがここまできたなら仕方ないと腹を決める!


ゆっくりと院内に入ると病院特有の匂いがした。。。やけに凝ってやがる。。。


システムを軽く言っておくと、
最初に戦慄病棟と言われる由縁みたいなPVを20人ぐらいで見せられて、グループごとに順番に院内を探索していく感じになっていた。


うちらはその中でも最後尾にいたので(並んでる中でも最後の客だったし)自然と回る順番はラストだった。


順番が回ってきてレントゲン写真撮影みたいなのをすますと、(最後によく売ってるやつね)ペンライトを1個差し出される。


オレがもらおうと思ったがYuki君がさっと取っていく。

まぁ、単純に考えてペンライトを持っている人のほうが先頭を進まないといけないし、恐怖は倍増するし、


Yuki君が頼もしく感じた!


こいつの横なら安心できる!!とさえ思ったくらいだ!!


これが奴の罠だと、その時のオレは知る由もなかったわけだが。。。。


薄暗い院内を二人で徘徊していく。。。ていうかめっちゃこええええええ~
ゾンビがいなくても暗い院内は怖すぎて、オカルト恐怖症のオレには耐えれるか分からなかった。

一応、怖すぎてダメな人にはリタイア扉というのが何箇所かあったんだけどね。


そんなオレの唯一の希望はYuki君!!


彼は頼もしくもサクサクと前を歩いていく!

んで、しばらくするとゾンビが出現!!


オレ「ぎゃああああああああああああ!!」
Yuki君「あはははははhw」


とある意味オレのリアクションのほうを楽しんでる位の余裕っぷりだったw


そのやりとりが何度か続いたあと、事件は起きた!!


Yuki君が謎の全力疾走!!!!

オレ「( ゚д゚ )ポカーン・・・」


え?一瞬なにがなんだかわからなかったね。
ふと我に返ると真っ暗な空間に取り残されたオレがポツンと立っていた。


ペンライトはYuki君が持っていたので、まさに絶望そのものだ!

オレは怖がりつつもYuki君を追いかけたがライトの光もなく絶望を感じながら走った!


すると、物陰からロン毛のゾンビが「わっ!!」


っと、そのゾンビを見るとまさかのYuki君!!


まさか身内に敵がいるとは思わなかった!!


オレのリアクションに味をしめたのか彼はその後何回か同じことを繰り返した。

ある意味殺意ってこういう事なのかな?と思うほどだったw


んで、またYuki君が性懲りもなく全力疾走しだしたので、オレもダッシュで追いかけてたら、前方から


「ぎゃああああああ」


という悲鳴が聞こえた。


なんだろうな~?と恐る恐る声の聞こえてきた方に近寄っていくと、


カップルが腰を抜かしていた。


何度も全力疾走したせいで、先に行っていたカップルに追いついてしまい、

全力疾走でカップルに迫るYuki君をゾンビと間違え絶叫した!!

と言う事だったw

なんだかんだで、院内のゾンビはゆっくり歩いてくるから、さらにびっくりしたんだろうねw

んでその事件のせいもあったのか、Yuki君もオレを置いて逃げる事もなくなり?(そのあとも一回くらいやったかもw)院内から無事脱出に成功!!


もう生きてるってすばらしいねw


だけど、安堵と同時にYuki君に復讐してやらねばとも思った。


フジQの絶叫コースターはギネス級のものばかりだから、それに乗せてしまおうと!
前もってYuki君が絶叫コースター嫌いって言ってたのを知ってたからねw


「えぇ~じゃないか」というオレの中ではフジヤマを越える怖いコースターをわざと勧めて並んでやったw

ぶっちゃけオレも怖い!!だが、しかしこのままでは終われない!!
理由はフジヤマは乗ってる時間は長いけど、こっちは短かくてすぐ終わるとかそんな感じでねw


まじでTDLとかのコースターとは比べ物にならないからねw
とくに落ちる前の高さの恐怖感は想像を絶するのだ!

その時の彼の顔を見たくてしかたがなかったのだw


閉園前並んでる客も少なくてすぐ順番は回ってきた。

が、乗る前に 


「アクセサリ、靴、メガネなどをはずして下さい。」 


と言われた。

そういえばYuki君は今日はメガネで行動してた!
彼の視力は0.02くらいだったはず!!

これでは落ちる直前の景色をみての恐怖も分からないのではないか!?


っく、嵌められた!!


これではただ単にオレだけが追加で罰ゲームを食らっただけではないか!!

だけどYuki君もかなりビビってたので少しだけ


胸がすっとしましたw


あとで聞いた事だけど、景色がよくわからない分、恐怖も倍増したらしいですw

でも乗り終わった後の疲労感が半端なかった。。。Gかかりすぎww


まぁ8:2でオレの負けだったのは確かだ!


戦慄迷宮は二度とYuki君とはいかない!!

これだけはわかったw