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誰にもいえない秘密。
戦ヴァル2、まだクリアしてへん。いやん。あはん。すみません。
でも夢はもう10話書いちゃっていやんあはんばかん。すみません。
ところで、携帯サイトができちゃったらPCサイトの需要を感じなくなってきた。まあいいけど。
戦ヴァル2、まだクリアしてへん。いやん。あはん。すみません。
でも夢はもう10話書いちゃっていやんあはんばかん。すみません。
ところで、携帯サイトができちゃったらPCサイトの需要を感じなくなってきた。まあいいけど。
更新したぜフウウウ。
なんかもーめんどくさいので携帯サイトとPCサイトの小説部分同じにしちった。てへ。
前からちょっとずつ書いてた士官学校編も追加。
ヤーグとシドで揺れる・・・なんてことはきっと無いですが、みんな仲良し編、ぐだった青春(予定)です。
本編のネタバレをしちゃう可能性も高いけど、まあいいか・・・?w
なんかもーめんどくさいので携帯サイトとPCサイトの小説部分同じにしちった。てへ。
前からちょっとずつ書いてた士官学校編も追加。
ヤーグとシドで揺れる・・・なんてことはきっと無いですが、みんな仲良し編、ぐだった青春(予定)です。
本編のネタバレをしちゃう可能性も高いけど、まあいいか・・・?w
まさか続くとは。
いや続く要素一杯だったけども、飽き性なのでね。
↓↓↓
暖かい腕が、背中に回されている。
体が沈んでいく感覚は、夏のこんな日にこそ相応しく、そして少し鬱陶しい。
こうやって寝ると、もう一生起きれない気がするんだ。
「……眠れないのですか」
「ううん。眠らないのよ」
こんな奴の腕の中で死んでしまったら、死姦でもされかねない。
それはとっても、とっても怖いことだ。
でも、意識が無いだけ、強姦よりマシなのかな。されたこと無いから、わからないけれど。
そっと、髪を撫でられる。
この男と出会って、もう何ヶ月になるのか。
ある日、帰ったらそこにいた青年。
それから毎日、どこで会得したのかピッキング技術を存分に発揮して、私が帰宅するとそこに現れた青年。
しばらくすると、私に代わり家事まで始め、半分同棲になっている青年。
いつの間にか、私は鍵を掛けなくなった。
ピッキングは必要なくなった。
スーパーにも行かなくなった。
食品は勝手に補充された。
彼は何もしない。
キス しない。
セックス しない。
ただ、そこにいる。
私を抱き締める。
何の意味があるのかわからないほどに、やさしく。
「ねえ、私のこと好きなの」
「それは、まあ当然」
「じゃあ、私はあんたのこと好きだと思う?」
「それは、まあ……あり得ない」
それを聞いて、私の体は小刻みに震えた。
くすくす、と漏れる声に彼は、何ですか、と聞く。
「ストーカーの発言じゃないわねえ」
「えええ、そうでしょうか」
「だって、ストーカーなら。そこでまた、当然でしょう、とか言うものなんじゃないの?」
「まさか。その程度、わからない奴居ないじゃないですか」
俺が思うに、そういう奴らは自己暗示しているんですよ。
こいつは俺のことが好き、愛してる。
キスされたいんだ、犯されたいんだ。
だからこれは犯罪とかじゃ全然無いんだ。
それで、当然だ。正しいんだ。
こういう風にね。
虚しいし、馬鹿らしいでしょう。
あり得ないのに。
でもそれをあり得させるために、ただそれだけのために、いろんなことをする奴が居ます。
例えば、後を付けて。
気づいてる筈なのに何も言わないのだから、期待してるんだ、って。
電話を盗聴して。
彼氏に向けての愛の言葉を、自分に向けて言っているんだと信じて。
いっそ監禁してしまって。
彼女もそれを心底望んで嬉し泣きだ、ってね。
「そういう奴の末路は、何も残らない」
「……」
「……とまあ、こういう友人が居ましてね。死にましたが」
「……何で?」
「恋愛中毒から抜け出すために、麻薬中毒になりまして。
お幸せな飢餓で死にましたよ」
そう、と呟いて、彼の胸に顔をうずめた。
幸せな餓死。
飽きる程の自らの愛を貪って、当然飽きて、食べるのを辞めて。いつのまにか、体がエネルギーを失って、死ぬ。
それって、どれくらい幸せなことなんだろう。
なんとなく。
その誰かさんに、私はよく似ているなあって。
そう思って、ようやく眠りに付いた。
かれは、いつまでも私の髪を撫でているようだった。
