先日、修理に出していた指輪が戻ってきました。

指輪についていた石が取れてしまったので、修理に出していたのです。

本来なら、小さな石なので無くしてしまってもおかしくないものでした。

ですが、奇跡的に見つけることが出来たのです。

それは、私が残業していた時でした。

連日続く残業に心身ともに疲れ果て、イライラしていました。

重い書類をキャビネットから出し、少し乱暴に扉を閉めました。

その時、指輪の石が扉に当たってしまい、指輪についていた石のひとつがなくなってしまったんです。

その指輪は、私のお気に入りの指輪でした。

思わず声を上げてしまった私に、周りにいた営業さん数人がどうしたのかと声をかけてくれました。

私は指輪の石がなくなってしまったことを告げて、辺りを必死に探しました。

すると、営業さんたちも仕事の手を止めて、一緒に探してくれたのです。

ですが、小さな石が見つかるとも思えずに絶望感でいっぱいでした。

諦めかけたその時、わざわざ床のマットまでどかして探してくれていた営業さんが『これだ!』と叫び、
なんと、見つけて下さったのです。

正直、営業さんたちに対する不満もイライラの原因だったのですが、
一生懸命探して下さった姿を前に、自分の器の小ささを恥じました。

手元に戻ってきた指輪は、その記憶とともに、一層大切な指輪となりました。

また明日からこの指輪をつけて、今度は笑顔で仕事をしたいと思います。