回帰分析の最も簡単なモデルでは
説明変数と目的変数の標本がそれぞれ
後のために、説明変数と目的変数、パラメータをそれぞれ行列とベクトルとして表現します。
ところで、回帰式は次のように書くことができます。
これに合わせて、
最小二乗法では、次の式が最小となるパラメータの組み合わせを計算します。
さて、この式は行列を使って書くと次のようになります。
第2項と第3項は転置の関係にありますが、最終的には実数になるため同じものになります。
ここで、
先ほどの式のナブラをとると次のようになり、
極値であるための条件はゼロベクトルと等しくなることです。
後は適当な操作を行なって次のように変換します。
上記のように計算される
