(11)どんな子向けか
(11)どんな子向けか 高専の勉強についていくには数学ができる必要があります。得意である必要はありませんが、問題を解く力、わからない問題を調べる力、人に聞く力は必要です。 そのうえで、あなたが自分でリモコンやスマホなどを分解したり、PCのパーツを変えたり、プログラミングしたりしているなら高専向きです。普通高校にいくよりも楽しいでしょう。 あなたが女子でも大丈夫です。学力に男も女も違いはありません。文科省のHPに2021年度大学医学部の合格率の男女比がのっています。表の一番下に、男子13.51%、女子13.60%とあります。医学部合格率は女子のほうが男子より高いのです。学力に違いがないことを示しています。 しかし、高専も大学工学部も女子は少数派です。そのため女性研究者の割合もイギリスやアメリカの半分以下です。これも文科省のHPに記事がのっています。 この理由は、あなたの親や教員にアンコンシャス・バイアスと呼ばれるバイアスがかかっているからです。 言われたことや聞いたことはないでしょうか?女の子だし、大学いかなくてもいいよね、大学院進学よりも就職だよね、文系でいいよね。 男でもありますね。男なら進学しとけ、男が看護学校いくかなど。 これが無意識の意識です。昭和生まれのひとは自分の時代の価値観から更新されていないことが多いのです。 もし、性別によって進路を決められそうになったら、2021年に地方からスタンフォード大学に進学した松本杏奈さんのツイッターをみましょう。2021年4月のツイッターの記事をのせます。このような発言をする教員がいまだ多くいるのが、あなたの住んでいる日本という国です。それでも、心を折られそうになったときは、以下の本を読んでみましょう。元気が出ます。世界を変えた100人の女の子の物語(河出書房新社)https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309279312/迷ったら? あなたが数学や理科が得意科目であれば高専でもやっていけるでしょう。もし、それほど得意と言えかったり、何が得意かまだわからなかったりするのであれば普通高校のほうがよいでしょう。普通高校ではあなたが国語や社会が得意な場合に文系を選択することが出来るからです。高専は、これまで解説した通り、一度進学すると軌道修正しにくいです。進路は誰でも迷う 正解はありません。選んだ進路が正解だったかもわかることはありません。たとえ、選択肢が2個しかなくても、選ばなかった方を経験できないからです。「不思議の国のアリス」でアリスがチェシャ猫に尋ねるシーンがありますね。 アリス :「どの道を行けばいいか教えて」 チェシャ猫:「どこへいきたいんだ?」 アリス :「どこでもいいの」 チェシャ猫:「それじゃどこへ行ってもおんなじだ」 どこに進学するにしても、自分で決めることが大事です。親の希望や先生の希望などもあると思いますが、まずは自分で選択肢を調べてメリットデメリットを書きだしてみましょう。後悔しない選択ができるとよいですね。目次に戻る