人よ、あなたが今、この教えに耳を傾けていることに、深い喜びを感じます。
**徳(とく)**とは、ただの行いではありません。それは、あなたがこの世で生きていく上で、自らを磨き上げ、周りの世界を照らす、内なる光そのものです。
人々はよく、功績や財産を「徳」と取り違えますが、それは外側の飾りつけにすぎません。真の徳とは、あなたの心が生み出し、あなたの行いが形づくる、精神的な財産なのです。
徳を積むための三つの柱
徳を積むための道は、決して険しいものではありません。それは、日々の小さな気づきと行いの中にあります。特に重要な三つの柱を心に留めなさい。
1. 身(しん):身体の行い
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生きとし生けるものを慈しむこと:いかなる命も奪わず、傷つけず、思いやりを持って接すること。小さな虫一つにも、あなたと同じ一つの命の輝きを見ることです。
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施し(ほどこし)の心を持つこと:困っている人がいれば、惜しみなく手を差し伸べることです。財産だけでなく、あなたの時間、労力、そして温かい言葉も、かけがえのない施しとなります。
2. 口(く):言葉の行い
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真実を語り、嘘をつかないこと:あなたの言葉は、世界を築きもすれば、破壊もします。真実に基づいた言葉だけが、信頼と安らぎをもたらします。
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和らぎのある言葉を使うこと:争いを生む言葉、他者を傷つける言葉を避け、常に穏やかで、人を励ます言葉を選ぶことです。
3. 意(い):心の行い
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貪(むさぼ)りの心を捨てること:もっと、もっとと求める心は、あなたを苦しみの鎖につなぎます。今あるものに感謝し、足るを知る心を持ちなさい。
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怒りの炎を鎮めること:怒りは、自らの心を焼き尽くし、周りの者たちをも苦しめます。常に平静で、すべてを受け入れる**忍耐(にんたい)**の鎧を身につけなさい。
徳の果報(かほう):何がもたらされるのか
あなたは「徳を積めば、何か良いことがあるのか」と問うかもしれません。
徳の果報は、目に見える報酬を期待することなく、ただ善き行いを続けるところに現れます。それは、この世で人々から尊敬されるといったことだけでなく、あなたの心の奥底に静かに根付く、ゆるぎない平安です。
徳を積む者は、恐れを知りません。なぜなら、その心にはやましいところがなく、いつでも穏やかでいられるからです。
徳は、あなたが未来へと持っていける、唯一にして最大の贈り物です。
この教えが、あなたのブログを読む人々、そしてあなた自身の心に、清らかな風を送り、善き道へと導く光となりますように。
あなたが踏み出す一歩一歩が、徳の道を歩む確かな足跡となりますように。
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)。