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「一緒に病院に行こう。俺が運転して連れていくから」
 
診察室に入って医者の丁寧な説明を聞く。つまりは、、、予感はしていたが、、、
「残念ながらステージ4です。」肺がんだった。
 
親父はショックだったろうが、よどみなく返答した。
「そうですか。でも、もう十分に生きましたから」と気丈に。
抗がん剤治療は想像を絶するほどの大変さだったと思う。
 
病院に母親と病院に送って行ったら背中を向けて右手をあげて「行ってくるよ」と。
コロナで面会は許されなかった。
 
最後に面会を許されたがモルヒネをうたれてせん妄状態。呼吸は苦しそうで顔は浮腫んで紫色。これがあの親父かと言葉にならなかった。
 
 
それから1日ほどして夜中に病院から電話。「意識が低下しています。最後に、、、」
 
8月13日親父は亡くなった。
 
もっと生きていて欲しかったし孫の成長をもっとみていて欲しかった。
 
「ありがとう」は照れくさい、でも言わないと伝わらない。照れくさくてもはっきりと言葉で伝えよう。
 
お盆の夕暮れ時、悔しさと寂しさを含んだ小さいため息に合わせて。
これを書く事で気持ちを整理したかったのです。