アジア最大級の食品フェア「フードエキスポ(美食博覧)」が先週末に開かれた。過去最多の160社以上が参加した日本勢にとっては、東日本大震災直後の輸出不振から信頼回復を図る絶好の機会となった。会場での出会いを商売につなげようと、帰国後も現地とのやり取りに追われる出展業者の声を集めた。
1922年創業の老舗つくだ煮メーカー、平松食品(愛知県豊橋市)は、新商品のマーケティングリサーチと、付き合いの途切れがちな業者との関係修復を狙って出展した。香港では2007年と09年に別の見本市に出展した経験があり、新商品はそのときの外国人シェフのアドバイスを参考に開発した海外戦略商品。トマトソース味やオリーブオイル味のいわし甘露煮など洋風の食文化に合いやすい味付けがポイントだ。日本国内でも7月に発売したばかり。
同社の平松賢介社長はNNAの取材に対し、「消費者の生の声が聞けたのが良かった。いいデータが取れました」と満足げに話した。価格の高さから「普段使いは難しい」との声もあったが、ギフトに最適とポジティブな提案も聞かれたという。
会場で接触を持った業者は香港企業だけでなく、深セン、広州、インドネシア、フィリピン、カナダなど地域も多様。「華南、東南アジアの基点となっている香港のエネルギッシュさを実感した」と話した。
■ご当地企業連合で協力
平松食品は今回、愛知県の食品業者13社などで作る「愛知食品輸出研究会」の会員企業6社と連れ立って参加した。複数企業によるチームとして交渉に当たることで、小売店での催事の開催や販売棚の確保、飲食店へのメニュー提案などを有利に行えると見込んだためだ。
今回のイベントを足掛かりに、小売店での「愛知産品コーナー」や飲食店での「愛知メニュー」を提案していきたい考え。実現すれば、取引先のアフターフォローなどの手間、コストも各社で分担することができ、メリットは大きいとみる。
■気仙沼から参加も
東日本大震災で津波が直撃した三陸海岸から参加した水産加工業のカネダイ(宮城県気仙沼市)。今回は山東省煙台の加工工場で作るズワイガニやエビのむき身を持ち寄り、日資及び地場資本の卸売業者、飲食店、小売り店などと商談を持った。参加は09年以来2回目で、海外ではすでに北米、中国、香港に出荷実績がある。香港では卸売業者を通じ、日本料理店などに刺身用のむきみを卸しているという。
「日本ではスーパー売りが外食と同じくらいある」としており、海外でも基盤である飲食店向けを伸ばしながら、小売り販路を開拓していきたい考えだ。
■初出展、反省点も
イチゴ栽培と加工を手掛ける「ミカモフレテック」(徳島県美馬市)は、ジャム、ソースなどの調味料を出展した。海外でこうした売り込みを行うのは初の試みだった。
同社の田村圭介氏は「帰国して2日ほどでもうメールでのやり取りがスタートしている」と香港業者のスピード感に感心した様子。内容は、業務用ロット対応や相手先ブランド販売の対応の可否、輸送コスト負担や受け渡し条件などさまざまで、処理に時間を要しているのが現状だ。「これらの業務を引き受けてくれる現地の卸売り業者を先に選んでおいても良かった」と反省の声ももれる。香港に指定の問屋がない、と伝えると会場では名刺交換すらしてもらえないこともあったという。
ただ大手ケーキ店チェーンなど4~5社と具体的な商談をスタートできたといい、最速10月に香港への商業出荷が実現すると期待を寄せる。日本国内需要がひと段落する2~3月ごろを中心に、全取り扱いの1割ほどを海外出荷に充てたい目標だ。
1922年創業の老舗つくだ煮メーカー、平松食品(愛知県豊橋市)は、新商品のマーケティングリサーチと、付き合いの途切れがちな業者との関係修復を狙って出展した。香港では2007年と09年に別の見本市に出展した経験があり、新商品はそのときの外国人シェフのアドバイスを参考に開発した海外戦略商品。トマトソース味やオリーブオイル味のいわし甘露煮など洋風の食文化に合いやすい味付けがポイントだ。日本国内でも7月に発売したばかり。
同社の平松賢介社長はNNAの取材に対し、「消費者の生の声が聞けたのが良かった。いいデータが取れました」と満足げに話した。価格の高さから「普段使いは難しい」との声もあったが、ギフトに最適とポジティブな提案も聞かれたという。
会場で接触を持った業者は香港企業だけでなく、深セン、広州、インドネシア、フィリピン、カナダなど地域も多様。「華南、東南アジアの基点となっている香港のエネルギッシュさを実感した」と話した。
■ご当地企業連合で協力
平松食品は今回、愛知県の食品業者13社などで作る「愛知食品輸出研究会」の会員企業6社と連れ立って参加した。複数企業によるチームとして交渉に当たることで、小売店での催事の開催や販売棚の確保、飲食店へのメニュー提案などを有利に行えると見込んだためだ。
今回のイベントを足掛かりに、小売店での「愛知産品コーナー」や飲食店での「愛知メニュー」を提案していきたい考え。実現すれば、取引先のアフターフォローなどの手間、コストも各社で分担することができ、メリットは大きいとみる。
■気仙沼から参加も
東日本大震災で津波が直撃した三陸海岸から参加した水産加工業のカネダイ(宮城県気仙沼市)。今回は山東省煙台の加工工場で作るズワイガニやエビのむき身を持ち寄り、日資及び地場資本の卸売業者、飲食店、小売り店などと商談を持った。参加は09年以来2回目で、海外ではすでに北米、中国、香港に出荷実績がある。香港では卸売業者を通じ、日本料理店などに刺身用のむきみを卸しているという。
「日本ではスーパー売りが外食と同じくらいある」としており、海外でも基盤である飲食店向けを伸ばしながら、小売り販路を開拓していきたい考えだ。
■初出展、反省点も
イチゴ栽培と加工を手掛ける「ミカモフレテック」(徳島県美馬市)は、ジャム、ソースなどの調味料を出展した。海外でこうした売り込みを行うのは初の試みだった。
同社の田村圭介氏は「帰国して2日ほどでもうメールでのやり取りがスタートしている」と香港業者のスピード感に感心した様子。内容は、業務用ロット対応や相手先ブランド販売の対応の可否、輸送コスト負担や受け渡し条件などさまざまで、処理に時間を要しているのが現状だ。「これらの業務を引き受けてくれる現地の卸売り業者を先に選んでおいても良かった」と反省の声ももれる。香港に指定の問屋がない、と伝えると会場では名刺交換すらしてもらえないこともあったという。
ただ大手ケーキ店チェーンなど4~5社と具体的な商談をスタートできたといい、最速10月に香港への商業出荷が実現すると期待を寄せる。日本国内需要がひと段落する2~3月ごろを中心に、全取り扱いの1割ほどを海外出荷に充てたい目標だ。
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