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Garage スタッフの独り言

なんという勢いと熱き想い↓


ジョジョの奇妙な冒険 x ULTRA-VIOLENCE




単行本が出ると唯一買うマンガ。第5部は特に好きです。


 

中でもレオーネ・アバッキオというサブキャラが良いです。ちょっと熱く語らしていただきます。


気性が荒い反面、他のキャラクターと比べると非常に地味な「その現場で起こった過去を再現できる」だけのスタンド能力。元は警官で、一時の心の弱さ(汚職)が同僚の死につながり、それをきっかけにその後人生に挫折しイタリアンマフィアとなる。


仲間のために自身のスタンド能力を使っている最中彼もまた死を迎えるが、あの世に行く前に元同僚の警官が登場し語りかける言葉によって彼は救われる。その場面で初めて「本当は立派な警察官になりたかったんだ」と本音を語っている。


レオーネ=ライオン、アバッキオ=子羊、というネーミングからもその2面性を見てとれる。


スタンド能力とはその人間の持つ資質が具現化したもの。もしも彼が警官のままだったとすれば、その「その現場で起こった過去を再現できる」というスタンド能力は職務を全うする事に最適な能力。(漫画の中では特にそこには触れていないというのがすごいが)反面それはマフィアにならなかったら持ち得なかった能力。それはこの物語のエピローグ「眠れる奴隷」の意味に直結している。


5部のエピローグはプロローグともいえるこの第5部の物語が始まる直前のエピソード。「結果が運命によって決まっているのならば努力したり喜んだりしても仕方ないじゃないか」という作者自身の自問に「結果が同じでも自分の意思が結果の意味を変える」という自答をした話。20年以上続く「ジョジョの奇妙な冒険」のメインテーマである人間賛歌の意味をこのレオーネ・アバッキオにも色濃く感じます。初めて読んだ時はその地味なスタンド能力がもどかしかったが、このサブキャラに対しての深い隠れ設定。それに気づいた時、作者の天才っぷりに感銘しました。