昔、すごく仲のいい子がいました。
仲が良い、というより、すごく大切で、
「友達」では言い足りないような
とても「特別な人」でした。
女の子って「私だけと仲良くして!」
みたいな、友達を「囲う」気持ちが
あると思うんですが、
私はそれがかなり激しいタイプで(笑)
弟が2人がいて
「ママが私だけを見てくれない」
という不満があったので、
その不満や不安を埋めてくれる人を
いつも探していたんだと思います。
私は小学4年生頃から反抗期で
何がそんなに気に入らなかったのか
よく覚えてませんが、
とにかくいつもイライラしていました。
ただ、
苦しかった事は覚えてます。
誰かに必要とされたい
私が生きてる意味を与えてほしい
私を大切だと言ってほしい
そんな事をずっと考えていました。
けど、そんな事を友達に言ったら
「え?w何言っちゃってんの?(*⁰▿⁰*)」
ってなるよねーって思って、
誰にも言えず....
そんな時に、知り合ったのが
「大切な人」でした。
当時好きだったマンガがきっかけで
文通をしていました。
実際に会った事がない子でしたが、
手紙のやり取りが進むにつれ
お互いの「周りにいる人には言えない事」を
文字にするようになり、
同じ事で苦しんでいるという事で
お互いがお互いを必要としていて
お互いがお互いに生きて欲しくて
お互いがお互いを大切だと、
言うようになりました。
私達は2人で一つなんだと
本当にそう思っていました。
その子は女の子でした。
私は元々「女性贔屓」なところがあって、
「男」があまり好きではありません。
弟がいて、
昔は「しっかりしたお姉ちゃん」を
やってたので、
大抵の男は「弟」にしか見えなくて。。。
心の中では
「可愛がられたい」
「守ってほしい」
と思っていたので、
「弟=守るべき対象」に頼るなんて
ありえない!という気持ちでした。
(実際、男性の精神年齢は女性より
2〜3歳下って言いますよね。)
ただ、だからって彼女が
「恋愛対象か?」と聞かれると、
それはちょっと違っていて。
そういう
「友達」とか「恋人」とかっていう
言葉には収まりきらない、
文字通り「自分の半身」みたいな
そんな人でした。
「ずっと一緒にいられたらいいな」とは
もちろん思っていました。
だけど、例えば
キスしたいとかセックスしたいとか
そういう風に思った事は
ありませんでした。
「ずっと一緒にいる方法」が
結婚しかなければ、
それはしたかもしれないですね。
あくまで手段として。
(日本では認められてないので、
大好きなカナダに移住したかも)
ですが、
ある日突然、お別れになりました。
理由は分かりません。
20歳の彼女のお誕生日に
お祝いのメールをしたら
「もう連絡してこないでください」と
言われました。
後になって
色々理由を考えてみたんですが、
彼女は私の事が「恋愛対象として」
好きだったのかもしれない。
↓
でも私にその気は無い。
↓
お別れ。
なのかなー?
連絡を取る手段も
探せばあるのかも知れません。
そして、理由を尋ねる事も
出来るのかも知れません。
でも私は、これ以上彼女から
「拒否」の言葉を聞くのが怖くて、
未だに理由は分かりません。
彼女からもらった手紙やプレゼントは
今も全て取ってあります。
一緒に燃やしてもらいます。
来世がもしあるなら、
今度は別々に生まれないように。