こんばんは!

「着たい服」をオシャレに着るためのスタイリスト 奥野敬子です^^

 

 

私の母は、いつも「子どものために」すべてを犠牲にしていると

思っていました。

 

着たい服なんて無い。

汚されても良いようにいつもトレーナーにジーンズ。

子どもを置いて夜出かけることはない。

「自分のため」のものはすべて切り詰める。

 

 

そうすることが当たり前の時代で、

「子ども第一」にできない母親は「母親」と見なされない。

 

 

でも私は、それが嫌だった。

すべてを犠牲にしている彼女の姿を見るのが嫌だった。

 

 

その根底には

「もっと笑って欲しい」がありました。

 

 

その内、私達さえ生まなければ、

彼女はもっと自由に生きられたんじゃないかとか、

父と結婚して母親になんかならなければ、

彼女はもっと幸せだったんじゃないか、

私達が彼女から幸せを奪ってるんじゃないかとか

 

口にはしませんでしたが、

ずっとそう思っていました。

 

 

母が一度「離婚」を口にした時、

「その時はあなた達は連れていけない」と言われました。

 

 

けれど私だけは

「ママについて行く」と言い張りました。

 

「この人を、一人にしてはいけない」

そんな使命感にも似た気持ちで、そう言いましたが、

結局離婚をせずにいます。

 

 

そのことを、

私は「自分のせいだ」と思っていました。

 

 

私があの時

「ママについて行きたい」なんて言わなければ、

母は嫌いになった父と一緒にいなくても良かったんじゃないか、

私のせいで離婚できなかったんだ。

 

 

先日このことを、

母に話しました。

 

 

母は

「そんなこと思ってたん!?」

と半ば呆れ気味(笑)

 

 

なるほど、私も「妖怪かわいそう」だったようです。

 

「私がいなければ、母は自由になれたのに。」と思ったのは、

私の中の「妖怪かわいそう」のせいでした。

 

 

 

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