ネヴァー、暗黒時代！

先日、タイガースＯＢ会長の安藤統夫氏がマスコミに「来年、絶対優勝などとあまり監督にプレッシャーをかけないで欲しい。」と話したそうである。
この御仁、何をお考えなのであろうか？
やはり弱き悪しき時代の監督ならではのコメントと思わざるを得ない。

昨年、星野監督は「タイガースは常に優勝争いをするチームでないといけない。」と言われていた。昨年の優勝でファンも増え、人気もさらに高まったと思う。そして今シーズンの阪神に対してはファン、マスコミの要求も厳しくなった。
当然であろう。あれだけ熱心に甲子園だけでなく、ビジター球場でも応援しに来てくれるファンたちである。優勝を願っているからこその応援なのである。

安藤監督の時代は暗黒の時代であった。負けてもファンからも今ほど叱責されなかったと思う。マスコミも厳しくなかったかもしれない。
それは阪神に大きな期待をしていなかったからである。期待するにも材料に乏しかった。悪く言えば舐められていたのである。
負けても適当に客が来て、選手の年棒も上げずに済む。ドラフトでも安直な指名に終始する。そんな時代であった。

でも今は違う。昨年の優勝でファンは優勝争いするチームを応援する喜びを知った。日本シリーズにわがチームが出場することに誇りを感じた。
来年優勝はファンからの至上命令である。

もうあの暗黒時代には戻りたくないのである。

立ち上げにあたって

期待を裏切り捲くった今年の岡田阪神。
予兆はあった。
自分の身内・イエスマンだけで固めた弱小内閣、表情の暗さ、ボキャブラリーの貧弱さ。
単なる野球小僧ではいまや巨人に勝るとも劣らない人気を誇るタイガースの監督にはいろいろな要素が求められる。
しかし、来年も岡田監督である。
ならば、背水の岡田阪神に、そして激動の球界に温かくも厳しい提言をここに載せていきたいと思うのである。