なおりかけのRadio!! -27ページ目

メールマガジン(一部抜粋)②

米国経済と円高

5日、SPは米国債の長期格付けを「トリプルA」からダブルAプラス」に1段階引き下げをしました。1941年の現行制度開始以来、米国債が最上位を失うのは初めてのことです。

ムーディーズとフィッチは、最上位に据え置くとしたものの、世界で最も安全な資産である米国債の格下げは規模の大小はともかく、市場にインパクトを与えることは確実です。

先週末、米国の雇用統計は予想より改善されていましたが、それでも必要であろうとされる20万人増へは遠く及ばず、米国景気の長期不信は避けられなくなっているのではないかと思えます。私は米国の底力を信じており、過去の例と同じように、今後も米国は力強く復活するだろうと思ってきましたし、今でもそう思っていますが、その復活スピードは考えていたものよりずっと遅くなるだろうと今は考えています。歴史的な円高水準が続いています。政府日銀による介入もありましたが、一時的な介入ではこの円高は大きく是正されることはないでしょう。今回の円高の根本に流れているものは「米国の不振」に他なりません。米国が復活しない限りこの円高は回避されないことを前提とするならば、日本企業の経営陣は長期的な円高を視野に入れて対策を講じなければならないでしょう。これからの日本のためにも、その結論が「日本を出ていく」ことにならないように願うばかりです。