なおりかけのRadio!! -17ページ目

メールマガジン(一部抜粋)②



○リーマンショックとギリシャ危機の違い

今、ユーロ圏では(十分世界経済の話題ですが)ギリシャ問題がクローズアップされ通貨ユーロはその情報によって大きく値を変化させています。今更あらためて言うことでもありませんが、その懸念はポルトガル、スペイン、イタリアなどの南欧諸国にまで及んでいます。今では「貧しい国と富める国が同じ通貨を使うことがそもそもの間違いなのだ」という意見が増えていますが、私個人としては「まじめでコツコツ働くことのできる国民性と、できれば遊んで暮らしたいと考える国民性の国を、地域が近いからと言ってひとくくりにしたのが間違いなのだ」と思います。国といえども個人の集まりであることに変わりはなく、富める国と貧しい国(発展途上国は例外、あくまで先進国としての範囲で)の違いというのは、まじめにコツコツ働けるか、それともなるべく楽しく生きていきたいかと考える人の比率ではないかと私は思っています(童話アリとキリギリスのようなもの)。

リーマンショックの再来かとも言われていますが、経済の末端にいる者として感じるのは「準備の姿勢」として両者はずいぶん違うということです。私が当時証券会社にいたころリーマンショックはおきましたが、その発端となったサブプライムローンが問題視され始めたころ、市場や世論、そして証券会社もこぞって色んな理由を付け「サブプライム問題とは、大きな経済の中におけるほんの小さな問題にすぎない」と主張していました。結果としてその小さな波紋は津波となり世界経済を飲み込んでいきました。津波を全く予想していなかったわけです。今、市場や国家はギリシャという小さな国家破綻に対し、様々な対策を講じています。再び大きな津波を発生させないために。私は、経済界がその姿勢を崩さない限り、リーマンショックのような津波はおきないと考えています。ギリシャはいずれ破綻してしまうと私は考えていますが、それ以上の破綻と大きな混乱は発生しないのではないか、と楽観的に考えています。