メールマガジン(一部抜粋)②
○中日ドラゴンズにみる霞が関との共通点
地元なので皆さんの中にもファンの方は多いと思いますが(違う方、興味の無い方は申し訳ありません)ご存知の通り、セ・リーグを連覇しました。しかし、なぜか球団初の連覇という偉業を成し遂げた落合監督は解任されることが決まっています。優勝が目前である時期に来季の監督の話題が出ることは非常に珍しいことだと思います。優勝してからでは更に発表がやりづらくなるという球団側の意思が働いたことは言うまでもないでしょう。理由を「契約期間が切れたから」としていますが、通常は期間終了が決まっていても、そのシーズンでの功績が大きければ再契約するなどの検討はあっていいはずです。それも全くする意思が球団側になかったことは、優勝決定がかかった終盤の巨人戦に負けた際、球団社長が「ガッツポーズ」をしたことからも明白です。では、次期監督が大物なのかといえば、何のことはない高木守道氏(70)です。しかもヘッドコーチは権藤氏(72)だと言うではありませんか。野球というスポーツに対する考え方や手法が年々変化している中、今更この人たちが出てきてドラゴンズはこれからも強くいられるのでしょうか?同年代の方には非常に失礼な言い方かもしれません。もちろん70歳でも十分現役で通じる技術や考えを持った方も沢山いらっしゃると思います。しかしながら、この方たちに関して言えば、とても落合を超える指導や実績を残すことはできないだろうと思います。優勝のビールかけの時、落合監督はアナウンサーに対し「お前のとこの解説者は最後までヤクルト優勝っていってたなあ」と言っていましたが、おそらくその解説者とは小松氏と木俣氏のことではないかと思います。要は「ドラゴンズOB」です。落合は選手たちに余計な情報や気遣いをさせないためにOBでも自由にインタビューをさせなかったそうです。今まで大きな顔をして選手に接することができたOBたちからすれば落合は虫が好かない相手だったでしょう。また、落合はマスコミ対応に関しても余計な情報を流して勝負が不利にならないよう、新聞のインタビューもあまりはっきり答えなかったそうです。親会社になる中日新聞に対しても同じだったようです。(そのせいで新聞が売れないと親会社は主張していたみたいです)また経済界などとの付き合いもしなかったようで、それまで応援していたスズキの社長も、落合になってからはスポンサーとしてもお金を落とさなかったようです。それが影響かは分かりませんが、確か、静岡で行っていたゲームは近年開催されていない様な気がします。(間違っていたらすいません)そこにきて次期監督は中日の大OBです。さぞかし中日出身の解説者は大きな顔をして選手に話しかけるでしょう。新聞記者はさぞかし記事が書きやすくなるでしょう。経済界とのパイプもまた太くなっていくのでしょう。ちなみに、このガッツポーズをした社長は、名古屋市の教育関係の組織から来た人のようです。要は「天下り」なわけです。「天下り」と言うと、中央の霞が関を考えてしまいますが、実は本当に様々な所に見られるものです。私たちが普段一生懸命に応援している球団にすら、こういった官民の癒着は見られるのです。こうなると「天下り」などと言うものは、日本の末端神経にまで隅々に巣食った病巣だと思います。そしてこれを変えようとするのは並大抵のことではないと思います。今、大阪で、名古屋で、それを実行しようとしている政治家がいます。その人たちには、本当に頑張ってもらいたいと、節に思います。最後に、落合監督は、ほぼ毎回CSに出場し、野球シーズンの終わりまで私たちを楽しませてくれました。新聞が売れない、ドームが満員にならないのは、決して落合が人気ないのではなく、時代の流れとしてペーパーレスや趣味の多様化に起因しているものだと思います。きっと、私と同じように、毎年最後まで野球を楽しませてくれた落合監督に感謝している人は大勢いるはずです。「勝つことが一番お客さんを楽しませることだ」その落合の言葉が本当だったと、来季以降、証明されるはずだと思います。