連日、川崎と練馬の事件が報道されていますね。犯人についてどうこう言うだけでなく、練馬の事件については少ないながらも、止むにやまれぬ事情があったのではというような論調も見られます。もちろん殺人事件ですので、いかなる理由があっても正当化されるものではありませんが、そういう意見が出るということは、少なからぬ人が、この事件から現代社会の闇というか、問題点を感じる向きがそれなりにあるということのように思えます。

 

 実際、私もいろいろと考えさせられました。親は東大から役所のトップまで上り詰めた経歴で、子供も都内一流の中高一貫進学校だったとのことです。普通、親は子供に良い人生を送ってもらいたい、自分を追い越してもらいたいと思うのが常だと思いますので、この場合もそのような期待をもって私立中学にという入れたように想像します。また、子供が小学校から高校の頃は役所で多忙を極めるような状況だったのではないでしょうか。聞きかじる限りでは、子供は中学入学後にあったいじめをきっかけとして、荒れていったのと事です。その後のことは知る由もありませんが、いずれにしても、親としても功成り名を遂げた人生の最後がこのようなことになってしまった、また、子供も自宅にこもってしまうような状況の後に実の親に殺害されるというような人生の幕切れとなってしまった。

 

 何が家族にとって幸せなのか、何が一番大事なのか、改めて身につまされる事件です。