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奥さま、お手をどうぞ♪

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$りょうさんの『奥さま、お手をどうぞ♪』-131205

《日本の夫婦は別室で寝ることが多く、
これは世界的に見ても珍しい現象である》

書籍
『居場所としての住まい : ナワバリ学が解き明かす家族と住まいの深層』
は、日本の夫婦についてこう評しています。
首都圏のマンションで夫婦の寝方について調査をしたところ、
《夫婦別寝》は全体の26%あったそうです。
しかも60歳以上に限ると、それは40%に。
子どもとまだ同居している環境での《別寝》は28%にとどまりますが、
独立した子供と別居している世帯ともなると、
《夫婦別寝》は約半数の53%にもなります。

50歳以上を対象とした株式会社シニアコムの調査によれば、
日本での《夫婦別寝》の割合は40%。
お隣の韓国では19%、アメリカでは14%でした。
欧米では、《夫婦別寝》は離婚の始まりと考えられており、
同じ寝室で寝る《同寝》が当たり前とされています。
日本の、特に子どもが別居している高齢夫婦での《別寝》の多さは、
世界でも珍しい現象なのです。

それではなぜ、日本では《別寝》が多いのでしょうか?・・・

同書の著者であり、千葉大学大学院工学研究科・教授の小林秀樹氏は、
《別寝》が多い理由の一つに、母親と幼児の添い寝の習慣があり、
それが高齢期において
《別寝》に移行することへの抵抗感のなさにつながっている
と分析しています。

そして、もう一つの理由は、
『2組に1組が離婚』するアメリカほどは高くない離婚率です。
日本で顕著なのが、
たとえ夫婦としては“終わっている関係”でも、
《離婚》には至らずに婚姻関係を維持し、同居をし続けるケース。
つまり、形式上は夫婦であるものの、
実際には心が離れている《家庭内離婚》が日本では多いというのです。

ここ数年35%前後の離婚率を維持している日本ですが、
《家庭内離婚》の多い熟年世代において、
離婚という手段を選択する夫婦が増えてきました。
同居25年以上の熟年夫婦の離婚は、ここ10年で2倍に。
同居30年以上に限ってみると3倍近くに増えています。

夫婦にはそれぞれの事情があります。
それでも、結婚生活を良好なものにするためには、
夫婦で寝室を共にすることが一つの解決策となるかもしれません。

あ、奥さまの場合、いかがです?・・・



                            【出典 : BOOKSTAND】