こんにちはエリーです。今日はエッフェル塔の日、エッフェル塔とかつて大阪の街にあったエッフェル塔を真似て作られた初代通天閣についてお話をしてみたいと思います。エッフェル塔130年前の1889年(明治22年)3月30日竣工130年前の今日竣工式が行われました。
1889年フランス革命100周年を記念してパリで第4回万国博覧会が開催されそのシンボルとしてエッフェル塔は建てられました。
イメージ 1

さて、このエッフェル塔を真似た塔が大阪にもありました。パリ万国博覧会の14年後の1903年(明治36年)日本では、第5回内国勧業博覧会が開催されるにあたり、東京との激しい招致合戦が繰り広げる中、当時の大阪商業会議所会頭土居通夫氏は、パリに行きパリ万国博の仕組みを詳細に調査成功に導きました。また博覧会の跡地に新世界ルナパーク、パリのエッフェル塔を真似た通天閣の建設を構想、パリの凱旋門にエッフェル塔の上半分を乗せたような初代通天閣が1912年(明治45年)7月3日にルナパークと共に建設されれました。
イメージ 3

写真は初代通天閣です。高さは64m「天に通じる高い建物」との意味で、明治の儒学者、藤沢南岳により「通天閣」と命名されました。一方ルナパークは、ニューヨークのコニーアイランドに1903年に開業したコニーアイランド・ルナパークを参考に作られた遊園地でした。
イメージ 2

1912年(明治45年)に開園し1923年(大正12年)まで営業されていました。新世界にあり、敷地面積は132,000平方メートル、初代通天閣から写真のルナパーク白塔までロープウェイで繋がっているユニークな造りでした。ルナパークが閉園した後も通天閣は残りましたが、1943年(昭和18年)1月16日火災に遭い、その後解体されました。