心斎橋はもともと長堀川に架かっていた橋の名称で1622年(元和8年)に長堀川の開削と同時に架けられたとされています。当時は木造の橋だったということですから、その後何度かかけ替えられたものと思われます。そして、1873年(明治6年)には、本木昌造氏の設計によって鉄橋に生まれ変わりました。続いて1909年(明治42年)には野口孫市氏の設計によって石造橋に架け替えられました。1962年(昭和37年)に長堀川が埋め立てられて撤去され1964年(昭和39年)に長堀通を横断する歩道橋としてガス灯などが移築され歩道橋としての心斎橋が登場しました。1997年(平成9年)にはクリスタ長堀が完成した際、もとの位置に石造橋の一部がガス灯と共に復元されまております。
そして気になる左後方のビルですが、この建物は、大正4年に竣工した石原時計店(石原ビルディング)です。設計は三橋四郎氏(三橋建築事務所)、構造は、鉄骨鉄筋コンクリート造です。
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このビルの位置は現在、心斎橋ZERO GATE(テナントとしてH&Mが入っている)が建っているところです。