独行道(Dokkodo)~Lonesome Road

独行道(Dokkodo)~Lonesome Road

アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦の生と走の記録

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こちらで登録して頂いた方には
申し訳ないのですが
こちらのブログ
ブックマークをお願いします。

アメブロで移行していこうと思ったのですが
写真など元のブログの方が大きく
わかりやすいのと
分散してしまうので
こちらの方は
このまま更新をストップさせていただきます。

ご了承ください。

ありがとうございました。
引き続き
KAY'S BLOG 
よろしくお願いいたします。



【Day160 Wollongong to Stanwell Park】

Day160は午前5時起床。
3日後がシドニーオペラハウスゴールという実感が
まだ湧いてこない。

まだ途中に国立公園の山岳ルートが待っているのだ。

車の少ない安全なルートをたどるけれど、
大都会が近いせいで交通量はどこも多い。

何はともあれ、残り85キロは慎重に。
あせらずあわてずあきらめず。



シドニーゴールが近づき、
にわかに周りの動きも慌ただしくなってきた。

メディアの取材や、
地域の学校を訪ねての講演などもあって、
シドニー滞在期間中もいろんな出会いがありそう。


子どもたち…やはり未来ある若者たちには、
いろんなことに勇猛果敢にチャレンジして、
未知の可能性を探ってほしいということを伝えたい。

四半世紀ばかり教職に関わり、
学校という現場で子どもたちと接する中で、
今の時代、子どもたちが自由にものを考え、
自分たちの意志で考えて
行動できるような社会を作っていくことが
大人の果たす義務だと考えている。

少しでも
僕の経験が子どもたちにプラスになれば…という思いだ。

旅にでよう、チャレンジしよう、冒険しよう…
今までの教え子たちにも力説してきたこと…。

失敗しても構わない。
いろんなことを体験して、
今まで自分が知らなかった面白いものを
もっともっと極めていくこと。
そんな中から、自分の将来像が見えてくる。

本当に自分がしたいことってのはそう多くはないはず。
自分自身が社会と関わる中で、
少しでも世界にプラスになる、
あるいは世界を
プラスの方向に導いていけるようなことが
必ずあるはずだから…。

50をすぎたオッサンが、
これだけできるんだから、
若い世代は
もっともっといろんな素晴らしいことができるに違いない…
そう思ってもらえたら幸い。

シドニーゴール後の楽しみ、
まだまだありそうだ。


二泊したウロンゴンのダウンタウンモーテル


潮風心地良し!

海を見ながら走る…いいねぇ

海辺のサイクリングロード

最高のロケーション

 
今日走った歩道は木製のところもあった

Sea Cliff Bridge



スタンウェルパークの入り口


午後4時頃、ウロンゴンから28.4キロ、
パースから5127キロ走って
スタンウェルパークのB&BTudor Lodgeにチェックイン。

お昼前にBulli BeachでN◯Kの取材があった。
10日月曜日、ゴールのニュースが日本でも流れるかも…。

皆さん10日の午後以降のニュースにご注目下さい!
海沿いの道をずっと走っていたので景色は最高!
でもアップダウンはかなりこたえた。

歩道があっても、
凸凹だらけで時折狭くなって走りづらかったが、
Lookout(展望スポット)もあちこちにあるし、
芝生のある公園もたくさんあって、
景色を楽しみながら走れたのはよかった。

今日のB&Bも予約なしの飛び込みだけど、
オウナーのLeilaがとてもいい人で助かった。
オーストラリアで初めてB&Bに宿泊。

洗濯してもらって物干しに干しました~


TheoとLeilaご夫妻にディナーをごちそうになる…
愛犬サッシュも一緒


山盛りのチップス


ご主人Theo手作りのトロピカルバーガー…お腹いっぱい!


ヨーロピアンな趣味がいい



夜中動き出したりしないかな…(笑)

明日はサザーランドまで。
千葉さんのお宅におじゃますることに…。
あと2日、57キロでシドニーオペラハウスゴール!!!


僕を導くものは、
GPSでもグーグルマップでも道路地図でもない。

見知らぬ町で道を尋ねて教えてくれる人でもない。

世界五大陸4万キロ…
70億人の人々と出会い続ける旅…

このミッションとともに
今の自分があるのだということを改めて確認しよう。

走ることで今の僕にできること。

走ることを通じて
少しでもこの世界に働きかけられること。

走るのはたった一人であっても、
多くの仲間に支えられここまでやってこれた。

五大陸の内2つが間もなく終わる。
5分の2が終われば残り5分の3。
でも、残り3つが実は大変なのだ。

ユーラシア、アフリカ、南米…
言葉も通じない、
日本人とは全く異なった価値観を持つ人たちも多々いるだろう。

テロや紛争が絶えない政情不安定な地域や国もある。

不安や恐怖がないわけではない。

それ以上に、まだ見ぬ世界への強い憧れや希望がある。

この世界は素晴らしい出会いと発見に満ちあふれている。

だからこそ、旅をする価値があるのだ。

行こう、どこまでも…
一本の道と二本の脚がある限り!


*本日の走行距離:28.4キロ  
*パースからの累積走行距離:5127キロ
*東日本大震災復興支援義援金総額:1546ドル15セント


*明日以降の計画
*February
Sat 8 Sutherland(29km)
Sun 9 Haberfield(21.2km)
Mon 10 Sydney Opera House(10km)


*アデレードで取材を受けた
「チアーズ」のインタビュー記事(ウェブ版)です! 
【Day159 Wollongong】

Day159は午前7時過ぎ起床。
ウロンゴンの今日は
晴れ時々曇りで気温15~22度。

ゴール当日、
10日のシドニーも概ね天気は良さそう。

ゴール前夜、
日本からまたぴあぴ一行がシドニーにやって来てくれる。

ゴールでは、
シドニー在住のお友達や、
旅の途中で出会った仲間も来てくれる。
ありがたや!






*みんながつながる みんなとつながる





旅先で出会った方々のおかげで、
新たなつながりが生まれ、
そこからさらにいろんなつながりが広がっていく。

これは、まさに人の輪(=Circle)。
輪は「和」でもある。

調和、平和の「和」。
調和も平和も人の輪がなければなしえない。

和はなごみ、やわらぎ…
聖徳太子の「和を以て貴しとなす」
「憲法十七条」の第1条の冒頭にあることば…。

エゴではなくエコ…

地球規模、世界規模でものごとをかんがえるならば、
すべての人にとって
プラスとなるような行いや考えを実践するべきなのが
私達人間であるはず。

走りながらいろいろと考えることは多い。

オーストラリア横断が終わっても
まだまだ走るべき道は残されているし、
出会うべき人々が僕を待ってくれている。

ゴールはあくまでも通過地点…
今の出会いを、この先にもつなげていくこと。

僕が媒介となることで、
さらに多くのつながりが
この世界の隅々にまで広がっていってくれることが願いだ。

みんながつながる みんなとつながる…
それが、PEACE RUN。



*課題



毎日走りながら、
辛く苦しいことにぶつかると、
「今日はこれが課題なんだな」と考えるようにしている。

学校で、先生から与えられる課題と同じ。

「さあ、どこまでできるかな?」

できるできないは別として、
与えられた課題だから、
とにかくやるしかない。

やれる…ということを前提にして、
じっくり取り組む。
時間制限もとくにないし、
まずはその場面をクリアするだけ。

ゲームのステージをクリアするのとおなじ感覚。

だけど、
すべてがそう簡単に終わる課題ばかりじゃない。

現実は時にシリアス…
タフでハードな状況も多々あるもの。
これまでも実際そうだったように…。

でも、先のことは考えない。
地道に進んでいけばいい…
ただ、それだけ。

一生懸命とか死に物狂いとか、
そんな言葉は使わずに、
ただ、黙々と進めばいつか必ず終わる…
そう考えるのがいい。

苦しいことや辛さを、
じわじわと自分の中に吸収していくような気持ちで…。

決して逆らわない…
苦しみと闘えば余計に苦しくなるのは目に見えているから、
その苦しみを自分の中に受け入れてしまう。
食べ物をよく噛んで体が吸収するみたいな感覚。

自分とさえも闘わない。
闘っても、勝つのも負けるのも自分自身…
それじゃ意味が無い。

終わってしまえばその苦しさは忘れてしまう。
肉体的な苦しさはいつも一過性のもの。

でも、
ひとつ乗り越えればまた強くなっている自分がきっといるはず。
課題をひとつこなせば学力がつくのと同じ。

一歩ずつ進んでいく…
時間をかけて楽しみながら…。

苦しいことが楽しくなれば
人生はもっともっと楽しめるはずだから。



PEACE RUN公式スポンサーのジョイフルログさま作成
アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦の旅の軌跡…
いよいよゴールのシドニーが見えてきました。
あと85キロ…2月10日が待ち遠しい!!



*本日の走行距離:0キロ  
*パースからの累積走行距離:5098.6キロ
*東日本大震災復興支援義援金総額:1546ドル15セント

*明日以降の計画(一部変更しました)
*February
Fri 7 Stanwell Park(26.9km)
Sat 8 Sutherland(29km)
Sun 9 Haberfield(21.2km)
Mon 10 Sydney Opera House(10km)








*アデレードで取材を受けた
「チアーズ」のインタビュー記事(ウェブ版)です! 




「マンモススンスンのうた」
作詞:アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦
作曲:Piapi  
歌:Q(ku:)



【Day157 Kiama】
Day157は午前5時起床。
潮騒の音で目覚めた。
調整日のためオフだけど今日明日と雨の予報。
部屋でくつろぐとしよう。
本日はメルマガ「週刊PEACE RUN」配信日。
まだ読んだことのない方はぜひ
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教員をしていた頃、
生徒たちには何度も力説したこと…
「お金やモノがあれば幸せ…
なんて思っちゃいけないよ。
愛と平和で満たされていなければ、
人は幸せにはなれないんだから…」

それでも、
親を含めた大人が
いつまでもお金やモノにこだわっている社会では
なかなか子どもたちには届かなかった言葉…。

今という時代…
物質的に恵まれていたとしても、
精神的な豊かさを得ることが難しい時代。

お子さんがおられるお父さん、お母さん、
少しでもお子さんたちと
幸せについて語る時間を大切にして下さい!



可愛い子に習い事をさせる親は今の時代普通にいるけれど、
可愛い子に旅をさせる親の話はあまり聞かない。
小学校1年生の頃、
家に風呂がなかったので、
近くの銭湯に一人でお風呂に入りに行っていた。

いつも銭湯で出会う
おじさんやおじいちゃんが顔を覚えてくれて、
お風呂のあと、
フルーツ牛乳やラムネをごちそうしてくれたのも嬉しかった。

僕ら以前の世代は、
社会に育てられた子供なのかもしれない。

小学校3年生の夏休みには
父の実家の広島県福山市まで
電車に乗って一人で親戚を訪ねた。

父に書いてもらったメモを頼りに、
不安でもあったが
なぜかいろんな人が親切にしてくれて
すごく楽しい経験だったのを思い出す。

両親に今感謝すべきは、
早い時期から自立することを求められていたこと。

社会の仕組みやなりたちを、
身を持って経験する場を幼いころから与えてもらったこと。

そんなこんなで今の自分がいる。
可愛い子には旅をさせろ…
そういう意味では
自分自身親に可愛がられてきたように思う。

今の時代
「危ないから」「もしものことがあったら…」といった理由で
そんな経験をさせる親は珍しいのだろう。

知識は親や教師が与えなくても
子供自ら得ることもできるけれど、
辛く苦しい経験、
タフでハードな経験は大人が
ある程度チャンスを作ってやらないといけない。
大人であれば分かることだけど、
大人になってからでは遅すぎるのである。

厳しさを教えられた子供であれば、
いざという時に適切な対処ができるかもしれないけれど、
そうでない子供はなかなか難しい。

社会の荒波にもまれて、
なおも自力で進んでいくことができる子どもたちを育てるのが、
社会…というか我々大人の役目。

過保護であることが何よりも子供を弱くする…

たった6年ほどしか
子育てに関わらなかった私が言うのも何ですが…(笑)

ところで、
スナフキンの親御さんはどんな人だったんだろう…?


目で見てダイレクトに感じることと、
耳で聞いて文字で読んで想像して感じることとはやはり違うもの。
今の若い世代はデジタル世代。
目で見たものがすぐに頭に入っていくから、
会社の入社後にもらうマニュアルも、
文字で書かれたものより
イラストとかビデオ・DVDの方が理解しやすい。

アナログ世代の我々は、
想像力が豊かだから、
文字で書かれた小説を読んで
自分独自のイメージを作ることができる。

この想像力が鍵だ。

他人の痛みが分かるというのも想像力。

これがもし自分の立場だったら…
という考えも、想像力が働けば容易に浮かんでくる。

コミュニケーションを取る上で
他人の気持ちを汲み取るにも、
想像力がないよりはあった方がいい。

未来の夢を描くのも想像力のなせる技。
どんな自分になるのか、なりたいのか…。

何もないところから何かを創り出すにも想像力が不可欠。

新たな発明や発見も想像力があってこそできるというもの。

どれだけ時代が進んで、
文明が発達したとしても、
想像力を失ってはいけない。

想像力は人間が人間らしくあるために
必要なものであるはずだから。

かのジョン・レノンも歌っていた…
「想像してみてごらん…天国なんかないんだってことを…」



「マンモススンスンのうた」
作詞:アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦
作曲:Piapi  
歌:Q(ku:)


*本日の走行距離:0キロ  
*パースからの累積走行距離:5063.0キロ
*東日本大震災復興支援義援金総額:1546ドル15セント

*明日以降の計画
*February
Wed 5 Wollongong(32.2km)
Thu 6 Off
Fri 7 Wombarra(19km)
Sat 8 Sutherland(36.7km)
Sun 9 Haberfield(21.2km)
Mon 10 Sydney Opera House(10km)



*アデレードで取材を受けた
「チアーズ」のインタビュー記事(ウェブ版)です! 

【Day156 Nowra to Kiama】

Day156は午前3時50分起床。
今日は気温18~30度。
引き続きアップダウンの連続…
加えて交通量もさらに多くなるという。
路肩が狭くなったりする箇所もあるようなので
細心の注意が必要。
残り一週間で160キロ。
確実にゴールは近づいている。

あせらずあわてずあきらめず…
ゆったりまったり。


二泊したナウラのリヴァーヘイヴンモーテル…
今朝出発時


午前6時スタート。

ナウラを出てしばらくしてからあった標識

木陰は心地よい風が…のちに激しい向い風

花は何も言わなくても美しいな


夾竹桃かな?


何か美味しそうな花…

電子レンジの郵便ポストが流行っているのか?

アート?

干し草6ドルお買い得!!


ベイリーの町のホテルにあった標識

世界の主要都市幾つかまでの距離が記されていた

憂鬱な工事区間

工事区間で自動車の速度制限は40~60キロ
それでも登りではバギーを押して時速3~4キロが精一杯

狭い路肩に大型車が後ろから何台も連なってくる

あ~路肩消えないで~!!!(涙)

工事区間が終わる直前


カイアマ・ハイツのあたりで
プリンスイーズハイウェイを下りる

ナウラから41.8キロ、
パースから5063キロ走って156日めは終了。

午後2時半、
海の直ぐそばにあるカイアマのモーテルにチェックイン完了。

今日も宿泊料値引きしてもらって、
部屋はかなり素敵なお部屋。

キングベッドで窓の向こうは
南太平洋が広がっている。

プリンスィーズハイウェイをずっとたどってきたけど、
アップダウンに加えて向い風。

残り16キロあたりから
道路の幅を広げる工事をしていて、
歩道なし。

時々路肩もなくなり、
あってもバギーの幅より狭かったり…。

車が多くて時速100キロとかで
すぐ横をぶっ飛ばしていく大型トレイラーに
ヒヤッとさせられる。

騒音と砂煙、悪臭で頭が痛くなったけれど、
海が見えてきて気分はリフレッシュ。

昨日会いに来ていただいた
黒沢さんのアドバイスのおかげで
予定の距離よりも短く、
早い時間に終えることができた。

シドニーまでもう120キロばかり。
来週の今日、お昼ごろゴール。
実質走るのはあと5日だけ。

泣いても笑ってもあと一週間だ!!!

自分の命でこの人生を生きていくのと同じように
自分の二本の脚でこの一本の道を進んでいく。
道は常に整備された平坦なものばかりではない
凸凹だらけの荒れた道もあるだろうし
九十九折のアップダウンが連続する道も
時にはあるかも知れない
どんなペースで進もうとそれは走るランナー次第
同じように走らなくていいし
みんながそれぞれ好きな様に走ればいい
ただ何があったとしても
自分がゴールと決めたところにたどり着くまでは
走り切ろう
自分だけの人生を楽しむように
自分だけの走りを楽しもう
生きることは走ること
生きるために走り
走るために生きる
走るために生まれてきた
それがランナーが
ランナーたる所以(ゆえん)なのだ






「マンモススンスンのうた」
作詞:アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦
作曲:Piapi  
歌:Q(ku:)


*本日の走行距離:41.8キロ  
*パースからの累積走行距離:5063.0キロ
*東日本大震災復興支援義援金総額:1546ドル15セント




*明日以降の計画
*February
Tue 4 Off
Wed 5 Wollongong(32.2km)
Thu 6 Off
Fri 7 Wombarra(19km)
Sat 8 Sutherland(36.7km)
Sun 9 Haberfield(21.2km)
Mon 10 Sydney Opera House(10km)



*アデレードで取材を受けた
チアーズ」のインタビュー記事(ウェブ版)です!