once again -18ページ目
雪の上に足跡付けて
コマが行く
時折振り向いて確かめながら
白い世界は静か
コマとわたしだけ
辛く淋しい迷路に落ちて
足掻きまくりの日々を
雪が埋めて白く白くまっさらに
わたしのそばにコマが居た
そうだね
わたしはわたしを見失ってはダメ
今年が始まったあの日
確かにわたしは心安らかで
優しい時間を過ごしていたね
あの日があるから
思い出すことができる
忘れないでいられる
わたしは包まれていたね
価値が無いわけじゃない
1月を見送る前に
思い出の反芻
優しい時間は確かにあった
わたしの心が
このまま思い出に助けられて
大丈夫
真っ白に雪が変えた世界
コマとわたし
独りの時の充実した寂しさ
もうツラいのは
1月に封じ込めて
優しい時間の思い出に留まる




