(長いです。( ̄▽ ̄;))


おはようございます、カツオと申します。



ようこそ、ひねもす日記へおいでくださいました。

この世知辛い世の中、初老の男の一人暮らしのなかで小さな幸せを見つけて生きたいと思っています。



すみません、2日目 その2になってしまいました。


11月1日午後に沿岸部の陸前高田市から国道340号線で内陸部の遠野市へと進みます。

何気ない秋の山あいの風景。すぐそこに気仙川が流れている。赤い橋が見える。

その橋を渡った麓近くに3軒の民家が見えます。


車を走らせていて思い出したのだが、若い頃に釣りに来たのはこの辺りだったと思う。そこでつい車を停めてパシャり。


岩手は山のなかにある。



僕の知っていた岩手の11月は、すでに紅葉は終わり初雪の便りが届く頃合いのはずだった。

それが有難い?ことにまだ紅葉まっ盛りで僕を迎えてくれた。( ̄▽ ̄;)



1時間程で遠野市に到着。


「民話のふるさと  遠野」と呼ばれている町だ。オシラサマだとかカッパだとか。のどかな風景に相応しい話だ。

僕がいた会社の遠野市出身の人は「トーノ」と伸ばして発音していたっけ。

あまり時間がないが、まだ見たことのない「南部曲り家 千葉家」を見たかったのだが、ただ今長期修復中とのこと。仕方ないのでカッパ淵を散策してみた。盛岡に住んでいた頃に一度見学したことがあったが、印象ではもっと川の周りに木が繁って鬱蒼とした森のなかだったように感じたがあれは夏だったからか。



のどかだ。



カッパ淵駐車場


さあて、遅くならないうちに今夜のお宿に急ぐか。

国道396号線を通って、どこだか分からない南部曲り家 千葉家を通り過ぎ、国道283号線を経て花巻市街にたどり着いた。自宅からの距離は7百キロを超えていた。車のガスメーターは残り少なくなってきた。

ここ花巻で初の給油だ。

1日目に福島のパーキングでタイヤを点検したところフロント左タイヤのキャップが無くなっていたのに気付いた。先日のスタッドレスタイヤに交換してもらった時に弛んでいたものだろう。そこで給油ついでにスタンドのおじさん(同年代)にキャップを譲って欲しい旨話したら無料で付けていただいた。

「遠くから来たね~仕事?観光?」と声を掛けてくださって、僕は簡単に廻ってきた場所を話し、今夜は花巻温泉に泊まることを告げた。

おじさん「花巻温泉の何処?」
僕「台温泉です」
おじさん「台温泉のどこ?」

( ̄▽ ̄;)

僕「中嶋旅館というところです」
おじさん「あそこ最高だよ~👍岩風呂の温泉はいいし、料理は旨いし、安いからね。俺も何度も泊まってるよ」
僕「ほお~、ええ、そうだそうですね!」
おじさん「あそこはお酒の持ち込みも出来るからね」
僕「え?それは常連さんだからでしょ?」
おじさん「いや、誰でも大丈夫なはずだよ」
僕「ほお~いいですな。ちなみに地酒のオススメはありませんか?」
おじさん「そうだね~、近くではないけど釜石の浜千鳥に、岩手山の鷲の尾をよく飲むけど、好みがあるからね~」
僕「純米酒とかですか?」
おじさん「何言ってんの。2級酒だよ。普段飲みなんだから」
僕「ぜひどこで買えるか教えてください!」

まあこんな感じで、偶然にも運良く地酒の情報を教えて貰いました。しかも今夜のお宿が持ち込み自由とはありがたや。

売ってるお店はチェーン店の「酒のやまや」で、そのガソリンスタンドから10分ぐらいのところにあった。

試しに720mlの浜千鳥と鷲の尾を購入。いづれも千円しない価格の本醸造酒である。(正確には浜千鳥¥784、鷲の尾¥792)


今夜のお宿、花巻温泉郷・台温泉の中嶋旅館は花巻市街からおよそ車で15分程のところにある。奥羽山脈の麓の麓といったところだ。

旅行会社で花巻温泉といったら「花巻温泉株式会社」、いわゆる佳松園やホテル紅葉館などのホテル群を指していたが、台温泉は元々の湯本なのだ。


ホテル紅葉館を過ぎて更に奥に進むと台温泉に至る。悲しいかな、廃業の旅館が目立つ寂れた印象の温泉街だ。



今夜のお宿  中嶋旅館




先に言っておく。こちらは昭和3年創業で建物の造りが古く、部屋にトイレも洗面台もない宿だ。

しかし、しっかりと手を入れていて部屋も綺麗で味がある宿だ。御簾が掛けられて書院造りと言うのだろうか。趣も感じられる宿なのだ。

先ほどのガソリンスタンドのおじさんの話しではないが、温泉はいいし、料理は旨い。それでいてお値段はお安いのだから言うことなし。ちなみに平日に一人で泊まって約1万円だ。


温泉は少し小さめだが、創業時に上物を建てる時に出た岩盤をくり貫いて浴槽が造られた本物の岩風呂だ。だから大浴場は地下にある。

お宿のホームページから抜粋


そして待ってました!と夕食はお部屋でいただく。

あっ、その前に仲居さんに確認したところ、やはりお酒の持ち込みはOKとのこと。一安心。

この他に茸ご飯に赤だしが付きます

地元花巻の名産 プラチナポークの陶板焼に角煮、特にカレイの唐揚げがカリッと揚がっていて、骨まで食べられて美味しかった。

そして何より、持ち込みの地酒「浜千鳥」に「鷲の尾」を飲み比べたが、どちらも絶品だった。生の情報をもらえて有り難かった。

明日は再度「酒のやまや」に寄って大量仕入れをして帰りたい。

翌日の戦利品。合わせて5本買ちった。( ̄▽ ̄;)


どちらも適度に吟醸香のある旨くちで食中酒にぴったりと感じる。帰宅してから、いつも飲んでいる新潟の大洋盛と飲み比べたら、鷲の尾は大洋盛と同程度の旨くちで、浜千鳥は一つ頭抜けている印象で、これが一升2千円しないのだから驚きだ。(正確には浜千鳥¥1792、鷲の尾¥1632)

どちらの酒も南部杜氏の国の銘柄の心意気を感じる逸品だ。

日本は広いなあと感じる。



こうして日本酒を飲みながら2日目の夜は更けてゆくのであった。( ̄▽ ̄;)


奥の細道 3日目へと続く



ではまた





指原莉乃ちゃんについては、そんなに言う指原ってどんな子だったの? って思われたらこちらにどうぞ!😆👍➰


『アイドル 指原莉乃の軌跡(2016年→2020年編)』( 旧題 さっしーってサァ・・・)





彼女のアイドルとしての軌跡をテーマ毎に記事にしてあります。
テーマは100ありますが、特に読んで欲しいのは「指原莉乃という人」や「さしはラーカイブ」、「今年の1枚」辺りでしょうか。
拙い文章で読みにくいとは思いますが、彼女が気になったらぜひ!



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