こんにちは、カツオと申します。


ようこそひねもす日記へおいでくださいました。

このコロナ禍、初老の男の一人暮らしのなかで小さな幸せを見つけて生きたいと思っています。



僕が宮仕え(サラリーマン)を辞めた理由を書き記しておきたいと思う。

僕はサラリーマンをしている同年代の人を見ると畏敬の念を抱くような眼で見てしまう。今でもそうだ。


現在は自営業で庭師をしている。この仕事を始めてかれこれ20年が経ってしまった。宮仕えを辞めて約24年が経つ。

あれ?計算合わないじゃん。( ̄▽ ̄;)

そう、宮仕えを辞めてから3年間僕は放浪の旅に出たのである。なんてカッコつけるが要は3年間プー太郎をしていたのだ。


転職した経験のある人は世の中にたくさんいる。いや、統計は知らないが世の中の半数は転職したことがあるのではなかろうか。だからこれから書くことは珍しい話でもないし、いや、それ以上に甘ったれのへ理屈を聞かされるだけだと云うことを先に書いておこう。


僕はちょうど10年間宮仕えをした。業種は旅行業。現在は知らないが、僕が就職した頃の旅行会社は花形産業で人気業種の上位にいたものだ。明石家さんまが主役を演じて大ヒットしたドラマ『男女7人夏物語』での主人公 良介も旅行会社の社員役だったほどだ。

そんな旅行業とはどんな業種なのかを簡単に書いておくか。


旅行業と言うと華やかな業種に見られがちだが、実際の現場の仕事内容は煩雑な仕事が多く、その割に利益率の低い業種なのだ。要は右にある物を左に持ってくるだけの代売だからだ。極論すればキップ屋なのだ。僕がいた会社はそれでも業界トップに近い会社だったから、海外にも子会社を設けて国内 海外の主催旅行まで展開する会社だった。

僕は最初の3年間は現場である営業店舗にいた。実家を遠く離れた岩手県の盛岡支店だ。職種は内勤のカウンター業務で海外旅行を3年間担当した。前任者が外勤セールスへの変更に伴う形で、3ヶ月間その前任者から海外旅行のいろはを教えてもらって担当に就いた。

三十数年前の海外旅行はパッケージツアーが大きく花咲いた時期で、月に数十件ものツアー予約を頂いた。海外旅行の今と違うところは渡航手続きが煩雑だった事だろう。米国ハワイに行くのにもVISA(査証)が必要だったのだ。しかも場所は岩手県だから近くに領事館がない。米国ならば札幌領事館に手続きをしなければならないのだ。

えっ?どうやって?

幸いにも会社には全国各所に手続きを代行する子会社があったから手続きはそちらに依頼した。しかしである。毎月数十件もの渡航手続きを遅滞なく遂行するだけでも大変な作業であった。まずパスポートの申請書作成、その後パスポートを添付しての渡航先へのVISA申請。これが観光目的ではなく、業務渡航や学術渡航ならば更に添付書類が増えて大変な作業なのだ。

そして社員旅行などの団体旅行も海外に行き始めた頃だった。外勤セールスマンがどっさりと持ち込む渡航申請も僕の担当だった。何十人ものパスポート申請書やVISA申請をタイプライターで(そう、あの頃はタイプライターを叩いていたのだ!)作成する煩雑さたるや!

( ̄▽ ̄;)

書きながら思ったのだが、これは数十年ぶりに云う愚痴なのか?愚痴を吐き出しているようだ笑。

ようやく云えた愚痴。我慢して聞いてつかーさい。


旅行会社って大変なのだ。9時に開店したら、それを待っていたかのように得意先からのキップ手配の電話が鳴り響き、カウンターには幸せそうなカップルが新婚旅行の相談に来て、近所の常連のお婆様が東京までの割引グリーンキップを買いに来る。驚くのがこのお婆様、月に何度も東京を往復するのだ。新入社員の僕もすぐに顔馴染みになっていた。

また、近くにあった岩手大学も良いお得意様だった。今でも思い出すのが蝶々を研究している先生がいた。年に数回東南アジアの僻地に蝶々を探しに旅行するのだ。僻地だからパックツアーというわけにはいかず、僻地までの飛行機に、名も知らない僻地ホテルの手配までして、最初の頃はその先生が無事に帰って来れたことにホッとしたものだ。

何回か、その先生と食事をした。その食事で僕は先生に「仕事が忙しくて寝付きが悪い」と愚痴を言ったことがある。その先生は包容力のある笑顔でこう言ってくださった。「カツオ君、楽しいことを考えなさい。寝付く前に楽しいことを思い浮かべるのだよ」

以来数十年、僕は寝付く前に楽しいことを思い浮かべている。



( ̄▽ ̄;)

ちょっと懐古し過ぎだな。

昔のことを書くと次々と思い出してしまうもので筆が止まらない。このあとの出来事を今の調子で書いていたらいつになっても終わりそうにない。端折ろう。

とりあえず最初のサラリーマン3年間はこんな感じだった。その間恋もしたし大いに仕事に励んだものだった。


【後遺症】
今でも見る夢がある。
それはお客様のパスポートやVISAが出発日までに取れていなくて途方に暮れる夢だ。僕は何とかしようと右往左往するのだ。夢の中で、これは夢なんだと判っているのだがそれでも右往左往してしまう。今でも見るって辛いものだ。




では仕方ないので、その2に続きます。( ̄▽ ̄;)


ではまた





指原莉乃ちゃんについては、そんなに言う指原ってどんな子だったの?って思われたらこちらにどうぞ!😆👍➰

『アイドル 指原莉乃の軌跡 (2016年→2020年編)』(旧題 さっしーってサァ・・・)


彼女のアイドルとしての軌跡をテーマ毎に記事にしてあります。テーマは100ありますが、特に読んで欲しいのは「指原莉乃という人」や「さしはラーカイブ」、「今年の一枚」辺りでしょうか。

拙い文章で読みにくいとは思いますが彼女が気になったらぜひ!


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