おはようございます、カツオと申します。


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このコロナ禍、初老の男の一人暮らしのなかで小さな幸せを見つけて生きたいと思っています。




2021年 春の福井県の旅②です。

いや全く有難い事ですな。こうして何の些事もなく旅に出られる。有難い。ありがとう。皆に感謝したい気持ちです。



3泊4日の福井の旅 2日目は宿を8時に出発した。本日の宿泊地は県北部 丸岡城のある坂井市の山のなかにある一軒宿「丸岡温泉  たけくらべ」だ。距離はおよそ100キロ余りで県南部から北部へ。

そして本日のメインイベントは福井市にある『一乗谷 朝倉氏遺跡』の見学だ。この朝倉氏遺跡は昨年の大河ドラマで映像を見たが、なんともひなびた風景で僕の心を捕らえた。ぜひ行ってみたい場所の1つになった。


先ず今朝は海沿いを走る国道162号線で20キロ程先にある三方五湖を目指す。

若狭の海岸風景

海沿いにこうした集落が点在する。若狭に来たかった理由の1つに、自宅にも飾ってある版画家 川瀬巴水の作品の『若狭 久出の浜』の景色を見たかったことがある。

なんとも美しい景色ではないか。

おそらく春の若狭の風景だろうか。奥に白山連峰らしき高い山々が見える。しかし僕はこの若狭の海岸を車を走らせながらだが、つぶさに見たが若狭から白山連峰のような高い山々など見ることは出来なかった。春霞が阻んだのだろうか?

よく分からないが、川瀬はこの美しい若狭の海岸の景色に遠く白山連峰の険しい山々を織り込みたかったのではなかろうかと考えた。


間もなく三方五湖に到着した。

三方湖

三方五湖はレインボーラインという有料道路から見る景色が有名で、上から見下ろす湖の美しい姿を見ることができる。それで僕もレインボーラインを走ろうと一番最初にある三方湖にやって来たが、残念ながら湖は美しくはなかった。( ̄▽ ̄;)

田舎の汽水湖なので透明な湖だと勝手に想像していたのだが、三方湖は緑色に濁っていた。なんとも残念な気がして三方五湖は早々に通過した次第だ。また行ってみて分かった事だが、三方地方は梅の栽培が盛んらしく、道中梅干しの直売所が沢山あった。僕は何か気になり1つの直売所に入ってみた。見たところ安い。種を取った潰れ梅で400グラム入りが500円は安いのではないか。試食させてもらい、確かな酸っぱさの味わい深い梅干しだった。毎日のお弁当にうってつけで、しかも焼酎の梅割りにもちょうど良い酸っぱさではなかろうか。潰れ梅を2つ購入した。100グラム程のオマケも付けてもらいました。ありがとう、お母さん。

この先は敦賀市に入るのだが、先を急ぐために街中を避けて美浜ICから北陸自動車道に乗って敦賀ICで降りる。そして海岸沿いの国道8号線を走るが、主要道路なのでやたらと大型トラックが多い。また崖っぷちの海岸線だからか、片側交互通行の工事区間が結構あってタイムロスで焦る。

ようやく8号線と別れて海沿いの国道305号線に入る。もうお昼も近い。昨夜のふぐ料理も良かったのだが、新鮮な刺身定食が食べたいと思ってスマホで検索する。すると安くて口コミも高いお店が近くにあった。

入ってみると夜はスナックになりそうな小さなお店だった。刺身定食1900円。見た目良さげなのだが、豈図らんやご飯が不味かった。僕はご飯に煩くない方なのだが、出されたご飯は昨夜の残り物のように饐えていた。ぶり刺しは美味しいのにご飯が不味ければ台無しだ。残念。


この昼食場所の先で海岸線を離れて国道365号線を行くのだが「通行止め」の看板があった。( ̄▽ ̄;)

地元の人に聞いたところトンネル工事だとかで迂回しなければならない。手前に戻って県道264号線を行く。またタイムロスだ。内陸部に入って越前町、鯖江市を通過して、普通ならば国道8号線を福井市に向かうのだが、僕はへそ曲がり。一乗谷へは鯖江市から山越えで県道18号線で行けるはず。その方が時間的にもロスがなくて良い。僕は田舎道が好きだなあ。小さな峠を越えて一乗谷に到着した。無料の駐車場が数ヶ所あって観光客も結構な賑わいだ。

諏訪館跡から望む一乗谷朝倉氏遺跡

この辺りにはソメイヨシノが早くも終わってしまった。しかし垂れ桜が植わっており今が満開の時だった。美しい。



一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだに あさくらし いせき)は、福井県福井市城戸ノ内町にある戦国時代の遺跡(日本の城)である。戦国時代に一乗谷城を中心に越前国を支配した戦国大名朝倉氏の遺跡。一乗谷城(山城)と山麓の城下町(朝倉氏および家臣の居館)からなる。
遺跡全体(面積278ヘクタール)が国の特別史跡で、そのうち4つの日本庭園は一乗谷朝倉氏庭園の名称で国の特別名勝の指定を受けている。
(ウィキペディアより抜粋)



一乗谷はその名が示す通り小さな谷であった。訪れるまではどうしてこんな辺鄙な場所に朝倉氏は町を作ったのか疑問だったのだが、訪れてみると取りも直さず一乗谷は天然の要塞だったということに気付く。三方を小高い山に囲まれて、一方は足羽川という天然の堀に守られている。そしてしっかりと谷の入り口には城戸まで設けてあったのだ。(町名も城戸ノ内町)
そして麓の朝倉館の頭上には標高400メートル余りにある堅牢な山城まで備えていた。しかし朝倉氏も五代続くと貴族意識が高まるのか、1573年に織田勢に敗れると一乗谷に逃げ込まずにそのまま逃げてしまったそうだ。その後色々とあって一乗谷は見棄てられたまま400年間を経ることになった。そして1967年(昭和42年)に発掘が開始され現在に至る。

歴史的価値としては現存する「建築物」がより価値が高いのだろうが、安土城跡にせよ、ここ朝倉氏遺跡にせよ「遺構」というのが僕にはいい。歴史とは哀しみの積み重ねだと僕は思う。盛者が永遠には続かない。その事を「遺構」は教えてくれるのだ。

尚、戦国時代の一乗谷の町並みを復原した「復原町並」は観光客が多かったので断念した。残念。

朝倉館跡


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
(平家物語より)



歴史を感じさせる見事な遺構だった。



さて、そろそろ今夜の宿に向かいます。観光はこれで終わり。明日は九頭竜川で釣りをするつもりだ。

一乗谷から国道364号線を通り永平寺方面に向かう。うちは曹洞宗信徒なので永平寺は大本山なのです。1度添乗員として訪れたことがあります。永平寺を横目に見ながら進むとやがて九頭竜川にたどり着く。デカい!想像以上の水量に圧倒された。( ̄▽ ̄;)

こんなところでは僕の竿では無理だ。敵わない。ちょっと明日は作戦変更か?
その九頭竜川を渡ってコンビニに立ち寄ります。今宵は旅館料理は止めて(明日に備える)素泊まりの予約をしているので夕飯の買い出しだ。ミートソースパスタに簡単なつまみと福井の地酒『一本義』を買う。10分後に「たけくらべ」に到着した。この宿にしたのは隣に「竹田の里」という公園があって、そこは垂れ桜が有名なのだ。そしてうまい具合に今が垂れ桜が満開だった。

見事!

朝靄の垂れ桜


ちょうど良い季節に来たと実感できた。宿も小さな宿で客は誰にも会わず僕ひとりだけ?( ̄▽ ̄;)
食事をしなかったので分からないが、、、



「福井県の旅③」に続く


ではまた





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『アイドル 指原莉乃の軌跡 (2016年→2020年編)』(旧題 さっしーってサァ・・・)


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拙い文章で読みにくいとは思いますが彼女が気になったらぜひ!


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