こんにちは、カツオと申します。


ようこそひねもす日記へおいでくださいました。



今朝の記事、すみませんでした。昨夜からの楽しめない気分のままに書き列ねてしまいました。

湯河原からの帰り道、車のBGMは中島みゆきでした。1月に思うところがあって買ったCD 『元気ですか』。

その中に『ファイト!』という曲があります。ご存じの方も多いと思います。

一見 ただの応援歌なのですが、歌詞を吟味すると単なる応援歌というよりは、人間が持つ弱さ、醜さを是認しながらもその中のひた向きに生きる事への応援歌のように感じます。綺麗事ではない応援歌とでも言うのでしょうか。帰り道 運転しながら泣き虫になる僕でした。

中島みゆきの歌詞は凄いですよね。



中島みゆき 作 『ファイト!』

あたし中卒やからね
仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は
とがりながらふるえている
ガキのくせにと頰を打たれ
少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた
こぶしの中 爪が突き刺さる

私、本当は目撃したんです
昨日電車の駅、階段で
ころがり落ちた子供と
つきとばした女のうす笑い
私、 驚いてしまって
助けもせず叫びもしなかった
ただ怖くて逃げました
私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ


暗い水の流れに打たれながら
魚たちはのぼってゆく
光っているのは傷ついて
はがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ
流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけてそんなにやせこけて
魚たちのぼってゆく

勝つか負けるかそれはわからない
それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて
あいつは海になりました

ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

 
薄情もんが田舎の町に
あと足で砂ばかけるって言われてさ
出てくならおまえの身内も
住めんようにしちゃるって言われてさ
うっかり燃やしたことにして
やっぱり燃やせんかったこの切符
あんたに送るけん持っとってよ
滲んだ文字 東京ゆき

ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ


 あたし男だったらよかったわ
力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ
あたし男に生まれればよかったわ

ああ 小魚たちの群れきらきらと
海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を
身をよじってほどいてゆく

ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!



これはただの応援歌ではないのです。何度も言います。

どんな人間でもどんなものでも「生きろ!」という叱咤なのだと思います。尻を叩かれながらも生きなければなりません。生きるということは前に進むだけではありません。後ろを振り返り反省しなければなりません。そうでなければ成長しないのです。間違ってもいい。間違ったら反省してやり直せ。やり直せ。


僕も弱い人間です。身近にもっと弱いバカな人間を知っています。あなたの身近にもそんな人はいるでしょう。頑張れ!生きろ!恥ずかしさに立ち向かえ!立ち向かうんだ!不条理に打ちのめされるな!闘え!生きろ!そして成長しろ!


ファイト!

闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう

ファイト!

冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ



、、、そんなことを考えた帰り道でした。

何か書かずにはいられないこの気持ち、、、


ではまた