#034『航海日誌3日目-03』食事を終えた私は荷物を整えレモン号へ戻る準備を始めた。今日もまたあの鳥に会えるだろうか? 私は、ここまで歩いてきた海沿いの岩場を歩ききったあと湖へ向かった。そして来た時とは反対側の湖岸を歩いてみることにした。 こちら側は引き締まった砂浜になっており、来た時の森の中を進むよりはかなり楽である。 歩きながら湖の方を見てみると、相変わらず水は綺麗な色で清く澄んでいて、所々にある立ち木が光の屈折で不思議な風景を見せてくれていた。