私は
嘘をついた
必ず すべて
良くなると
人生は
待ちなのだと
私は
嘘をついた
あからさまな嘘を
君は
信じた
信じたふりをして
頷いて
そして
美しい水面の
底に 向った
いつか
こうなることを
頭の片隅に
置いていながら
何も出来ずに
君との
永遠の
別れがやってきた
君を
赦すことは
できない
自分を
赦すことは
できない
指の先まで
冷たい
こころは
いうことをきかない