東日本に未曾有の災害が発生して、早2ヶ月。
あまりの惨状に、呆然とはこういうことを言うのだと実感する日々を過ごしていたように思います。
そんな中、マンションのような集合住宅では、寄付金の話が持ち上がっていることでしょう。
大抵は理事役員が集金するか、募金箱の設置が行われているのではないでしょうか。
それとは別に、日本赤十字は各地域の自治会へ寄付の依頼を行っています。
殆どの自治会は今回のような災害時にはそれに応えていて、私たちの地域でも送金済だそうです。
自治会とは別に、当マンションで独自に寄付金を募るか随分と迷いました。
結果、寄付は募らないことを決定。
今回の震災で盛んに言われているので理解者が増えましたが、寄付には「義援金」と「支援金」があります。
阪神大震災のとき、まだ寄付金への意識が薄く、何も考えず個人的に赤十字へ寄付金を送りました。
震災で大変な時期にも関わらず、きちんと給料日に給料が振り込まれているのを見て、有難さと共に被災地の方々を思い、そっくりそのまま送金したのです。
不思議なもので、1ヶ月分の給料という自分にとっては大金を送金してしまうと、その行方が気になり始めました。
調べてみると、赤十字への送金は「義援金」としてプールされ、被災地の方々が手にしたのは半年以上も後だったそうです。
その間、義援金に発生する利息等は赤十字の運営費となるようです。
そして余談ではありますが、当時でも赤十字の平均役員報酬は二千万円ほどで大変驚きました。
様々な疑問が湧いて、寄付をするなら自分が有意義と感じる団体への送金が望ましいと考えるようになったのです。
具体的な活動をしている団体への寄付は「支援金」として、早急に被災者への援助となります。
もちろん平等性は優先されず、赤ちゃんにはオムツ、老人には介護と言ったように必要とする人に必要な物が提供されることを第一とします。
赤十字へ「義援金」として寄付し、時期は逸脱しても平等性を望むのか・・・自分が必要だと感じる活動団体を探して「支援金」として寄付するのかは個人の考え方を尊重すべきではないでしょうか。
取りあえず赤十字に義援金を送りましょう、という無責任な提案はしたくなかったので、今回は寄付金の徴収を見送りました。
赤十字を選択せずにして、住民全員が納得できるような団体の選別も困難と判断したからです。
自治会からの寄付金は赤十字へ送金されましたから、あとは個人の判断で金銭にせよ物資にせよ、そして労働力にせよ、何を提供するにしても日本の復興に向けて意識を持ち続けていきたいものです。