二丁目の青いsora
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雨のオト

2人でいる現実が最後だと思ったから、襲っておいた。
襲うというか、襲わせた。あたしがねこだからね。

最初で最後だね。
でもめちゃ幸せ。
ずーっとずーっと朝まで抱きついて、あたしは2時間かけて仕事にむかって、それで最後。

束縛の確約も、みせつけの誓いのキスも、遠い親戚の祝福も、汚れた白いウェディングドレスも、あたしには必要ないから、

今大好きって思うから、

ずっと抱き合っていたいと思ったから。
親の介護のために実家に帰らなきゃいけない彼女を追いかけていっても、あたしの存在は実家に戻った彼女が近くに住むあたしを訪ねてくるものでしかない。
彼女しか知らない不透明な存在。
あたしはそんなのイヤで、今ここにいる彼女とあたしの現実が最後になる。だとしたら誰だってそうするでしょう?彼女に別の彼女がいたとしても。

彼女は今あたしが好きであたしは今彼女か好き。それ以外にほかに何の理由がいるの?

歩くしかないんだってば。先の見えない同性愛。今を大事に抱えることを、誰が制約できる?

一日中泣いて泣いて、異性愛者ではないあたしをあたしは一時大嫌いになる。

道はいつだってあたしをいじめるけど、もう泣かない。あたしがあたしであることをもう嘆きはしない。
誰にも負けない純愛貫くからね!