にひひ何年ぶりでしょうか、イギリスで(といっても全国津々浦々知っているわけではないので、イングランドで、くらいにしておいた方がよいか…)私のNo.1パブに行ってきました。




ロンドンのいわゆる’ZONE’圏内ではなく、車で市内から40分くらいドライブして行かないとならないので、車を手放した私はずっと行けないでいた所でしたが、車を持つ友達がちょうどお休みが合ったため、連れて行ってくれました。


この地域に、仕事の関係で8年ちょっとのイギリス生活の約半分を過ごしてきたので、なつかしい、かつ平和な田舎の変わらない風景を目の前に、心は踊り、お腹は空っぽになりつつ…




まわりは、見渡す限り畑の、細ーい田舎道を通って、しばらく行ったところ、本当にこんなところにあるの?という場所に突如現れます。




さて、結論から。


No.1パブは、数年前よりも、味において、さらにグレードアップしていました。


今も余韻を楽しんでいるところです…キラキラ








パブを訪れたら、まずはローカルのエールビールを、ということで、バーカウンターで物色していると、ウェイターさんが、「試してみる?」と、3種類すべてを少しずつ試飲させてくれました。




ロンドンでつくる・たべる



私のチョイスはこれ↓





ロンドンでつくる・たべる




エールって常温で出されることが多いのですが、ここのは冷えていました。軽いけれど、少し苦味があって、コクのあるタイプ。







そして、前菜は、スコッチ・エッグ↓をシェア。



ロンドンでつくる・たべる



プレーティングの美しさもさることながら、まわりの、ピクルスをピカリリソースのようなものでからめた酸っぱいお野菜がスコッチエッグの味をしっかりしめてくれて、相性抜群です。


エッグが冷やしてあったのは、少し意外でした。




そして、メインは、ラム胸肉のスローロースト、ロースト野菜添え。ラムの胸肉って、部位としては実際には存在しませんが、おそらく、鶏肉の胸肉の感覚で(ここイギリスでは、鶏肉といえば、胸肉が圧倒的人気を誇ります。イギリス人は牛や豚も、脂身の少ない部位を好む傾向があるので、それらの部位の価格がたかく設定されています)、メニューを見る人に、食べたくなるネーミングにした、というのが理由でしょう。


注文を取ったウェイターさんに、このお肉は少しあぷらっぽいですが大丈夫?と念押しされました…





ロンドンでつくる・たべる



うーん美味♪ お野菜も滋味深く、濃厚なソースとからめて食べてさらに美味。私の大好きなセロリアックのピュレも添えてありました。


友達は、こちら↓Phesant(きじ)のロースト。いわゆるゲーム料理です。羊もきじもこの地域で取れたものだそうです。猟師さんが狩って来るんですね、羊ではなく^^、きじを。


もしかしたら、シェフが兼任で、狩りをしているかもしれません。(まさか^^)







ロンドンでつくる・たべる



こちらも、ソースは羊と似た感じでストックを煮詰めたものでしたが、ゲームバード特有のくさみがまったくなく、焼き加減もパーフェクトだったと思われ、鳥のぱさぱさした感じがなく完璧でした!




ここまでで、心もお腹も満たされ、デザートの写真を撮ることはもう頭になかったため、画像がありませんが、イギリスの代表的デザート、スティッキー・トフィー・プディングのバナナ入りを頂きました。


普通のパブやレストランで出される物にありがちな、ごつごつ感と甘すぎ感がなく、お上品な一品でした。


こちらも、ゆっくりですが、完食。




コスト的には、前菜が8ポンド前後、メインが15ポンド前後、デザートが5ポンド前後といった感じです。




と、このパブがどこにあるのか知りたーい、という方いらっしゃると思いますが、本当に片田舎にひっそりと佇むパブで、日本人が押し寄せて行った場合(拙ブログごときでそれはないとは思いますが)、ローカルでこのパブを楽しむ方たちの生態を崩すことになるのでは、という懸念があるため、ふせさせて頂きますが、メッセージを頂ければ、お教えすることにします。




また、近いうちに行きたいな…