ガサガサガサ……
LOLOのご近所のゴミ捨て場で、毎朝カラスがゴミをあさっています。
「 ねーねー、今 朝ごはんたべてるの? 」
LOLO登場。
「 う、うん 」
カラス、ちょっとバツが悪そうです。
「 じつは! 」
LOLOはおもむろに、ポケットから何かが書かれたメモをカラスに差し出しました。
「 ごはん いっぱいあるところ書いてきたから。行っみて。 」
LOLOは突然、カラスに木の実のなる森の地図(手書き)を、有無も言わさず渡しました。
「 んで、 」
ゴソ…
「 はい、」
「 ごはん、ひとつ、とってきたから あげるね ! たべてね。」
LOLOは地図にある木の実のなる森から、下見をし取って来たどんぐりの実を、有無も言わさずカラスの口へ挟みました。
ここまでされてしまったカラスは、(しょうがなく) LOLOに紹介してくれた木の実のなる場所を探すことにしました。
お、
でも、無事に見つけたようです。
しかも、そこにはどんぐりだけではなく、オレンジに似た大きな実がいっぱいなっていたのです!
カラス、めんどくさかった気持ちをこうカーいしました。
その後、カラスは仲間を連れて、毎朝木の実のなる森へ行くようになりましたとさ。
彼女は全く自覚はないけれど、地域の風紀に一役買いました。
めでたし、めでたし。
おわり











































