新潟飯・・越後の杜が生んだベーコン | のすたる爺の電脳お遊戯。

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北国の港町に生息する莫迦親父な生き物が
日々の手遊びを時に駄文で綴り
また戯れ絵で遊ぶ、泡沫の如き代物。

村上市の=かみはやしハム=
岩船生まれの職人斉藤氏が
一人で営むこのハム工場(こうば)は
本場ドイツのコンテストで
金・銅二つのメダルを
初出品にして受賞した名店。
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若き職人の真摯さと
ヨーロッパでの修行が
一体化して生み出す
県北の新しい美味のひとつに成るか
・・と小生は現在思っている。
以前、受賞のハムは購入し食したのだが
その時目移りしていた
=燻製ベーコン=が本日偶然到来。
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早速一切れをそのまま口に・・
=肉の味=がする・・しっかりと。
ああ、此れは=肉=だ、
=火と煙で研ぎ上げられた肉=そのものだ。
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ブナの木のチップを使い
ヨーロッパ伝統の製法に
日本のよさを加え
丁寧に燻製にされた肉の・・
あの燻製特有の馥郁たる香りと艶(つや)。
そして、改めてベーコンは肉と塩、
火と煙で作られるのだ・・と
感じさせる剛健な歯ごたえ、
深い香り、幾分強いほどの塩加減。
中途半端な酒では
太刀打ち出来ぬほどの力強い滋味・・。
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流石此れは北の森の保存食、
強烈なまでの味と伝統の自己主張。

玉葱に残余のエリンギと
極上のオリーブオイルで炒め
ざく切りのホールトマトに
塩胡椒白ワイン・・細めのパスタ。
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濃い目のトマトにも負けない
干した肉から染み出す風味。
此れは愚言を弄するならば、
肉で作った鰹節か・・(笑)。

麺の一本一本に纏わりつく
=肉=独特の旨みと塩気。
手抜き自家製パスタが
一瞬本格に変わるかのような錯覚さえ(笑)。
無論小生の腕ではない、
この=ベーコンが旨い=のだ。

欧州ドイツで生まれ
新潟県北で培われた
此れもまた=いのち=の味、

感謝して只管(ひたすら)食すれば

夕刻より夜・・

時にただ無聊を楽しむも佳き一日か・・と
夕暮れの町並みに向かい
憮然と呟く莫迦親爺。

かみはやしハムHP
http://www.kamihayashi-ham.co.jp/