ロキブロ

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主にPCゲーム、ソフト&ハードウェア、ガジェット、製品に関するレビュー(アンバサダー&スポンサード)、クリエイティブ、ほか楽しそうだと感じたことを書いてます

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表が OLIGHT なら裏は RovyVon だ

今回ご紹介するガジェットは「フラッシュライト」になります

 

 

以前、田村装備開発さんのチャンネルでも徹底検証を兼ねた動画で紹介されている製品として有名なフラッシュライト「OLIGHT「WARRIOR3S」をレビューしましたが

 

そもそもフラッシュライト界もなかなかの激戦市場みたいで、世界的な主要ブランドを並べてみると以下のような勢力関係になっています↓
 

世界主要フラッシュライトメーカー一覧
メーカー 本社所在地 / 特徴
SureFire アメリカ・カリフォルニア州|軍・法執行機関向けのタクティカルライトで世界的評価が高い。
Maglite アメリカ発の老舗ブランド。懐中電灯=Magliteというほど定番。堅牢性と信頼性が高い。
Streamlight アメリカ|工業・消防・警察などプロ用途で人気。北米市場で高いシェアを持つ。
LED Lenser ドイツ|アウトドア・ハンティング・工業用ライトでヨーロッパ市場を牽引。
Olight 中国・深セン|磁気充電式ライトの先駆者。デザイン性と機能性を両立し世界展開中。
Nitecore 中国・深セン|軍・救助・登山向けに特化した高性能ブランド。プロユースでも信頼性が高い。
AceBeam 中国・深セン|超高ルーメン出力で注目の新鋭ブランド。EDC・戦術ライトで急成長中。
傾向まとめ
  • アメリカ勢(SureFire / Maglite / Streamlight)は「プロ仕様・信頼性重視」
  • ヨーロッパ勢(LED Lenser)は「品質・デザインのバランス型」
  • 中国勢(Olight / Nitecore / AceBeam)は「革新性・コスパ・性能の伸び」

 

↑のテーブルをご覧いただければお分かりいただけるかと思いますが

 

最近は中華系ブランドが一気にフラッシュライト界トップに躍り出てきています

 

実際に、アメリカのSureFireやドイツのLED Lenserなどの老舗ブランド製品より魅力的な製品が中華メーカーからワンサカ出てきてて、その様相たるや…

 

完全にウサギとカメ状態になっています

 

 

ドイツ産の ↑ LED Lenser とかフツーに上品でカッコいいんですけどね…とはいえ、現代ではイマイチ革新性に欠く印象がついて回るようになってきたのは、やはりOLIGHTなど中華メーカーの台頭が大きいと思います

 

そんな中華産で一気に勢力を伸ばしてきてる OLIGHT は、デザイン性やマグネット式充電などのスマートさを追求した製品が多いのが特徴なブランドで、今回ご紹介していく「RovyVon」というメーカーは「EDC」を意識したコンパクト寄りな製品になっています

 

ちなみに、名前だけはドイツみたいなんですけれども…実はここも中華メーカーなんです (^_^;

 

ということで、さっそく製品レビューに移っていきたいと思います

 

 

 

 

 

小さいのにOLIGHT超え出力のフラッシュライトE90

RovyVonもたくさんの製品を開発、販売しているのですが

 

全体的に「EDC」を意識した製品群が目立ちます

 

つまるところ、コンパクトさを追求している印象ですね

 

 

 

 

特にこのあたりのマグライトはじわじわと人気を集めてきている印象

 

アルミやステンレス、チタン製の製品も開発していて、やはりデザインや機能性もちゃんと現代のユーザーが求める所有欲に合わせてきているような感じがしますね

 

フツーにカッコいいんですよ

 

で、今回メインにご紹介していくのは、そんなRovyVonの自信作「E90」という製品になります

 

 

 

どうでしょうか、刺さる人には刺さるこのフォルム

 

カッコよくないですか?

 

パッケージもしっかりしてました

 

サイズ感はキーチェーンに付けて持ち歩ける超EDC特化の製品群とは違い、RovyVon にしては大きい…しかし他社製品よりもコンパクトな印象です

 

開封

 

OLIGHTもRovyVonもパッケージがしっかりしてて、昨今の中華メーカーが製品力の高さも意識していることも伺えますよね

 

本体とType-Cケーブル、ストラップが同梱

 

ケーブルは可もなく不可もなく至ってフツーのType-A→Type-Cのモノが同梱

 

この点についてはOLIGHTの方がオリジナルのしっかりしたモノが同梱されている印象です

 

恐らくこのあたりは完全にOLIGHTの方がシンプルに企業体力(資金面)が強いからでしょうね

 

 

 

RovyVon E90

つーことで、まずはコチラの製品の全体的なスペックをOLIGHT WARRIOR3Sとの比較表にして作ってみたのでチェックしてみてください

 

OLIGHT Warrior 3S vs RovyVon E90
OLIGHT Warrior 3S
RovyVon E90
  Warrior 3S E90
最大出力/ルーメン 約 2,300 ルーメン(ターボ) 約 3,500 ルーメン(ターボ)
用途/形状 タクティカル/21700バッテリー/ホルスタ付属 フラットEDC/サイドLED搭載(白・赤・UV) 
バッテリー/充電方式 専用21700 Li-ion付属/マグネット充電対応 内蔵リチウムポリマー 3,000mAh/USB-C充電 
サイズ/重量 長さ 約139 mm/直径 約29.5 mm/重量 約216 g(バッテリー含)  約 130.6 × 29 × 14.8 mm/約 104.8 g 
防水・耐衝撃/センサー 防水 IPX8/プロキシミティセンサー搭載(近接感知)  防水 IP68/耐落下1.5 m/プロキシミティセンサー搭載 
特徴・回りくどく言えば タクティカル用途に特化、強力照射・長距離投光・デュアルスイッチ式 UI EDC携行性重視、白・赤・UVの 3 LEDサイドライト搭載、薄型ボディ
比較まとめ
  • Warrior 3Sは「距離を稼ぐタクティカル/21700バッテリー型」で、投光・プロ用途に強み
  • E90は「携帯性重視のフラットEDC型」で、多色サイドLED・薄型ボディで日常携帯も◎
  • どちらもプロキシミティセンサー搭載という先進機能あり。用途・携行スタイルに応じて選択すると良いかも

 

スペックをご覧のとおり、何気にWARRIOR3Sよりも最大出力が高いライトなのですが

 

今回、ロキブロが RovyVon を購入した最大の目的は…WARRIOR3Sには搭載されていないE90ならではの特性を活かした運用のためです

 

WARRIOR3Sには無い機能がココ

 

E90にはご覧のとおり、メインの照射光以外にも本体側面に別途LEDを搭載しています

 

通常の白色LED

赤色LED (点滅など複数モード切り替え可能)

いわゆるブラックライトも搭載 (色んなモノを可視化できる)
 

これらの特性と、ワタシが普段から愛用しているスリングバッグの肩紐のフラッシュライト用ホルダーを組み合わせると…

 

ココに常駐させるために購入したと言ってもいい

 

↑このようにセットしておくことで、ハンズフリーで全面へのLED照射が可能になるんですよ

 

メインLEDのMAX照射

 

ちなみに、メインの二眼LEDのMAX出力で正面を照射するとこんな感じになります

 

WARRIOR3SのMAX照射

 

こちらはWARRIOR3SのMAX出力照射した様子で、それぞれの見てる世界が全然違う種類なんだなってのがよく分かるんじゃないかと思います

 

ソーナンス

 

E90の方はWARRIOR3Sを凌ぐ高出力なのですが、眼の前の広範囲をまんべんなく明るく照らすことに特化しているイメージになります

 

なので、真っ暗な部屋の中で天井に向けて照射すると、まるで室内の蛍光灯ランプを付けてるくらい室内がフツーに明るくなります

 

対して、WARRIOR3Sはよりスポットタイプといった印象で、レーザーのように照射距離を稼ぐ照射タイプになっているんですよね

 

モチロン、こちらもそんなに広くない室内であればフツーに室内が明るくなるレベル

 

クリップも工夫されている

 

ただ、E90はWARRIOR3Sの半分程度の重量なのも売りで、付属のクリップには二方向への返し機構が備わっており、例えば↑のように「キャップのつば」にもセットできるよう予め設計されています

 

EDC特化だのサブ機と言われてもいまいちワカランかったって方も

 

こうして様々な使い方に対応できるE90の機能群を見ると、WARRIOR3Sみたいなガチ目なフラッシュライトをもっているにも関わらずサブ機運用として別途購入するってのもアリだというのがお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

 

ちなみに、形状や出力だけで言えばコチラのNITECORE製品も人気株になっています

 

バッテリー残量や残り照射可能時間などを表示するLCDモニターを搭載していて、出力はE90やWARRIOR3Sの倍以上のモノがワンサカ

 

ただし、E90ほどの多機能性は持っていませんので、その点はご注意ください

 

また、RovyVonには今回ご紹介したE90をそのままコンパクトなマグライトサイズにしたモデル(A7シリーズ)も販売されていますので、そちらも要チェックです↓

 

 

最後に、Type-Cで高速充電にも対応している充電システムではありますが、個人的に不満点をあげるなら唯一ココになるかも知れません

 

充電口はこのタイプ

 

↑このシリコン製パッキンみたいな充電口カバーってかなり多くの製品で採用されていますが

 

経年劣化などでいつか「プチ…」っとねじ切れたりすることが少なくないので、ちょっと苦手なんですよね(^_^;

 

そういった意味で、やはりOLIGHT製品のマグネット式の充電機能はかなり優秀だと思う反面…

 

実はこの製品、明らかに「実際にフラッシュライト愛好家」が設計したとしか思えないほどの形状、重量、サイズ感、そして使える絞り込まれた機能群と…侮れません、つーのも…

 

前述した使用暦が多いユーザーほど抱えるこの懸念点をカバーするかの如く、「Type-Cカバーのスペア部品」と「クリップのスペアボルト&六角レンチ」がちゃんと付属してきてるんですよ笑

 

ハイ、ということで非常に簡単ではありましたが、今回はEDC特化の多機能フラッシュライトRovyVon E90のレビューとさせていただきました

 

また面白いガジェットがあれば購入レビューしていきたいと思いまーす!