表が OLIGHT なら裏は RovyVon だ
今回ご紹介するガジェットは「フラッシュライト」になります
以前、田村装備開発さんのチャンネルでも徹底検証を兼ねた動画で紹介されている製品として有名なフラッシュライト「OLIGHT「WARRIOR3S」をレビューしましたが
そもそもフラッシュライト界もなかなかの激戦市場みたいで、世界的な主要ブランドを並べてみると以下のような勢力関係になっています↓
↑のテーブルをご覧いただければお分かりいただけるかと思いますが
最近は中華系ブランドが一気にフラッシュライト界トップに躍り出てきています
実際に、アメリカのSureFireやドイツのLED Lenserなどの老舗ブランド製品より魅力的な製品が中華メーカーからワンサカ出てきてて、その様相たるや…
完全にウサギとカメ状態になっています
ドイツ産の ↑ LED Lenser とかフツーに上品でカッコいいんですけどね…とはいえ、現代ではイマイチ革新性に欠く印象がついて回るようになってきたのは、やはりOLIGHTなど中華メーカーの台頭が大きいと思います
そんな中華産で一気に勢力を伸ばしてきてる OLIGHT は、デザイン性やマグネット式充電などのスマートさを追求した製品が多いのが特徴なブランドで、今回ご紹介していく「RovyVon」というメーカーは「EDC」を意識したコンパクト寄りな製品になっています
ちなみに、名前だけはドイツみたいなんですけれども…実はここも中華メーカーなんです (^_^;
ということで、さっそく製品レビューに移っていきたいと思います
小さいのにOLIGHT超え出力のフラッシュライトE90
RovyVonもたくさんの製品を開発、販売しているのですが
全体的に「EDC」を意識した製品群が目立ちます
つまるところ、コンパクトさを追求している印象ですね
特にこのあたりのマグライトはじわじわと人気を集めてきている印象
アルミやステンレス、チタン製の製品も開発していて、やはりデザインや機能性もちゃんと現代のユーザーが求める所有欲に合わせてきているような感じがしますね
フツーにカッコいいんですよ
で、今回メインにご紹介していくのは、そんなRovyVonの自信作「E90」という製品になります
どうでしょうか、刺さる人には刺さるこのフォルム
カッコよくないですか?
サイズ感はキーチェーンに付けて持ち歩ける超EDC特化の製品群とは違い、RovyVon にしては大きい…しかし他社製品よりもコンパクトな印象です
OLIGHTもRovyVonもパッケージがしっかりしてて、昨今の中華メーカーが製品力の高さも意識していることも伺えますよね
ケーブルは可もなく不可もなく至ってフツーのType-A→Type-Cのモノが同梱
この点についてはOLIGHTの方がオリジナルのしっかりしたモノが同梱されている印象です
恐らくこのあたりは完全にOLIGHTの方がシンプルに企業体力(資金面)が強いからでしょうね
RovyVon E90
つーことで、まずはコチラの製品の全体的なスペックをOLIGHT WARRIOR3Sとの比較表にして作ってみたのでチェックしてみてください
スペックをご覧のとおり、何気にWARRIOR3Sよりも最大出力が高いライトなのですが
今回、ロキブロが RovyVon を購入した最大の目的は…WARRIOR3Sには搭載されていないE90ならではの特性を活かした運用のためです
E90にはご覧のとおり、メインの照射光以外にも本体側面に別途LEDを搭載しています
これらの特性と、ワタシが普段から愛用しているスリングバッグの肩紐のフラッシュライト用ホルダーを組み合わせると…
↑このようにセットしておくことで、ハンズフリーで全面へのLED照射が可能になるんですよ
ちなみに、メインの二眼LEDのMAX出力で正面を照射するとこんな感じになります
こちらはWARRIOR3SのMAX出力照射した様子で、それぞれの見てる世界が全然違う種類なんだなってのがよく分かるんじゃないかと思います
ソーナンス
E90の方はWARRIOR3Sを凌ぐ高出力なのですが、眼の前の広範囲をまんべんなく明るく照らすことに特化しているイメージになります
なので、真っ暗な部屋の中で天井に向けて照射すると、まるで室内の蛍光灯ランプを付けてるくらい室内がフツーに明るくなります
対して、WARRIOR3Sはよりスポットタイプといった印象で、レーザーのように照射距離を稼ぐ照射タイプになっているんですよね
モチロン、こちらもそんなに広くない室内であればフツーに室内が明るくなるレベル
ただ、E90はWARRIOR3Sの半分程度の重量なのも売りで、付属のクリップには二方向への返し機構が備わっており、例えば↑のように「キャップのつば」にもセットできるよう予め設計されています
EDC特化だのサブ機と言われてもいまいちワカランかったって方も
こうして様々な使い方に対応できるE90の機能群を見ると、WARRIOR3Sみたいなガチ目なフラッシュライトをもっているにも関わらずサブ機運用として別途購入するってのもアリだというのがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ちなみに、形状や出力だけで言えばコチラのNITECORE製品も人気株になっています
バッテリー残量や残り照射可能時間などを表示するLCDモニターを搭載していて、出力はE90やWARRIOR3Sの倍以上のモノがワンサカ
ただし、E90ほどの多機能性は持っていませんので、その点はご注意ください
また、RovyVonには今回ご紹介したE90をそのままコンパクトなマグライトサイズにしたモデル(A7シリーズ)も販売されていますので、そちらも要チェックです↓
最後に、Type-Cで高速充電にも対応している充電システムではありますが、個人的に不満点をあげるなら唯一ココになるかも知れません
↑このシリコン製パッキンみたいな充電口カバーってかなり多くの製品で採用されていますが
経年劣化などでいつか「プチ…」っとねじ切れたりすることが少なくないので、ちょっと苦手なんですよね(^_^;
そういった意味で、やはりOLIGHT製品のマグネット式の充電機能はかなり優秀だと思う反面…
実はこの製品、明らかに「実際にフラッシュライト愛好家」が設計したとしか思えないほどの形状、重量、サイズ感、そして使える絞り込まれた機能群と…侮れません、つーのも…
前述した使用暦が多いユーザーほど抱えるこの懸念点をカバーするかの如く、「Type-Cカバーのスペア部品」と「クリップのスペアボルト&六角レンチ」がちゃんと付属してきてるんですよ笑
ハイ、ということで非常に簡単ではありましたが、今回はEDC特化の多機能フラッシュライトRovyVon E90のレビューとさせていただきました
また面白いガジェットがあれば購入レビューしていきたいと思いまーす!




















