毎年6月中旬から9月末にかけて倫理哲学グランプリの応募が行われている。このコンテストは特殊で4つの課題文の中から1つ選んでそれに関する自分の主張を述べるという独特な形式 である。ちなみに次の条件を満たして書くのを意識しなければならない。
・選んだ課題文に含まれるテーマや問題とどれくらい向き合っているか。
・そのテーマや問題についてどれくらい深く考え、理解しているか。
・自ら問いを設定し、それに答えるべく論じ、結論を出しているか。
・主張や意見を述べるさい、なぜそう言えるのか、明確な理由を挙げているか。
・具体的で分かりやすく、説得力のある首尾一貫した論述になっているか。
・反対の立場も検討しつつ、自分の立場をはっきりさせて論じているか。
・自分なりの論点や考えを含んだエッセイになっているか。
条件が多い!
今年の課題文は以下の通りだ。
1
身体に関する事柄に長いこと時間を費やすのは、愚かさの証拠である。たとえば、長時間身体を鍛えたり、長時間食べたり、長時間飲んだり、長時間排泄したり性交したりすること。むしろこれらのことは、ほんの片手間にしなければならない。あらゆる関心は自分の心〔が何を考えているか〕に向けるべきである。
エピクテトス
2
私は自ら努めて状況を変化させることができます。しかし私は死なねばならないとか、私は悩まねばならないとか、私は戦わねばならないとか、私は偶然の手に委ねられているとか、私は不可避的に罪に巻きこまれているなどというように、たとえ状況の一時的な現象が変化したり、状況の圧力が表面に現れなかったりすることがあっても、その本質において変化しないところの状況というものが存在します。
カール・ヤスパース
3
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。
宮澤賢治
4
今日、故人が生前に残したテキストや画像、音声、動画といったデータをもとに、その行動や発言、思考のパターンをAIに学習させて、あたかも生きているかのように再現する「AI故人」「デジタル故人」の技術が発達し、そのサービスが提供されてきている。これは人の生き死ににどのような影響を及ぼすと考えるか。
個人的な意見を述べるが、エピクテトスのは言いたいことは分かるが話題の広がりに欠ける。
カール・ヤスパースのはあー確かに、でも説明難いな。宮沢賢治のは綺麗事言い過ぎ。
最後のは普通に難いって感じ。
全体的になんかなーって感じ、過去問見てる限り書きやすそうなのも多かったけど今年は普通にどれも書きにくい、いやそうだよね?今年参加予定の人はどれで書くか教えて下さい?
僕は今のところ3でいこうと思ってます。