研究の出発点がメンターとキャリア発達の関係の検討にあり、とりわけメンタリングの尺度化の試みを継続してきたので、最後までそのための尺度が質問項目として残っている。そのことが、全体の尺度への回答に影響を与えなかったかどうかという点に関しては、今後、その部分を思い切って推理した質問紙を用いて、取り組む必要があろう。最後の点は、当初の研究意図と分析の一貫性の問題である。第1の課題も含め、個人のパーソナリティやその他の属性、ソーシャル・サポートなど、当初は、かなり広範な視点からの分析を計画していたが、能力と時間の壁に阻まれ、完全なる分析には至らなかった。これは謀題というよりも限界として、残ってしまい、調査に協力していただいた皆様に申し訳なく思っている部分である。問題意識「人はなぜ働くのか」について職務満足感を中心に研究に手を染めてからかなりの長い時間が流れているということだ。多くの実証研究を積み重ね、その質や意義の論議は別として、結果の発表を続けてきた。そのなかで、達成感や充実感を味わえるようなものがあるかと言うと、そのようなことはほとんどない。
達成感や充実感
達成感や充実感