■はじめに

Google Colabを使えば、スマホからでもPythonコードを実行できます。

今回挑戦したのは、Coolab上で動くAI対戦可能な「リバーシ(オセロ)」作りです。


リバーシは私にとって思い出深いゲーム。
高校時代、当時月刊だったASCII誌で「強いオセロプログラムを作ろう」という企画に熱中し、BASICで座標ごとの優先度を探すプログラムを書いていました。
あの頃のワクワクを、今のAI時代に再現できるならやらない手はありません。

■Geminiで作ってみよう

ChatGPT版は、既に製本化されているコードがありました。そこで方針を変え、Geminiに挑戦してもらうことに。

作成にあたり、Geminiに次の条件を提示しました。

■課題と対応策

・商標の問題:「オセロ」は登録商標 → 呼び方を「リバーシ」に変更

・思考アルゴリズム:読む手数は3手先まで、
 評価は固定石の数で

・実装方法:GUIは使わず、座標入力形式に変更(Colab環境での実装を優先)

この方針を整理して、長いプロンプトをファイル化しました。
→【プロンプトへのリンク】

■実行と調整

Geminiが生成したコードをColabに貼り付け、いざ実行。
※このときColabのGeminiウィンドウがアクティブになるので、非表示にしておく。

→【Google ColabのGemini非表示方法】



+マークを押してからバッテンしてね

動作はするものの、表示位置がずれてしまいました。
プログラムのコメントを多くしてもらい、原因を調べると余分なスペースが入り込んでいることが判明。

自分で修正することも可能ですが、更にバクを作るリスクが高いのでGeminiに再度お願いしました。
→【最終ソースへのリンク】

■動作確認

修正版を実行すると、表示ずれも解消。
座標入力だけでプレイできる、シンプルなリバーシが完成しました。
→【動作状況】



■まとめ

今回はGoogle Colab上で、Geminiと協力してミニマックス法を用いたリバーシを作りました。
いくつか表示やコードの修正が必要でしたが、最終的に快適に動くプログラムに仕上がっています。

ちなみに、このAIはかなり強く、私の腕前では太刀打ちできません…。
次の課題は、強さ調整や戦略の多様化。どなたか腕に覚えのある方は、ぜひこのAIをさらに進化させてみてください。