FreeCADを始めたばかりの初心者としては、まずYouTubeでチュートリアル動画を見まくるところからスタート。コマンドが多くてなかなか大変でしたが、なんとか「それっぽい図」を描けるようにはなってきました。
……ところが、そこで待っていたのが**「寸法の拾い出し地獄」**。いま、まさにその真っ只中です。
■希望は高く
できれば「バイブコーディング(自然言語によるプログラミング)」のように、
> 「こういうギアを作りたい」
と話しかければ図面が出てくる、そんな夢のようなCAD操作ができれば面白いと思いませんか?
■現実はやや厳しい
いろいろ調べてみましたが、FreeCADを自然言語だけで操作する方法は、現時点ではほぼ存在しません。ただし、Pythonマクロを使うことで、AI(ChatGPT)との連携が可能になります。
■ChatGPT × FreeCAD の使い方
1. FreeCADをインストール
2. ChatGPTにこう聞きます:
→「FreeCADで使えるPythonファイルを作って下さい。(仕様)でお願いします。」
3. ChatGPTがPythonマクロを出力してくれます
4. FreeCADのマクロ画面からマクロを作成し、内容を貼り付けて実行!
(※以下、FreeCADマクロ画面のスクリーンショット)

■出力はバッチリ!
たとえばスプロケットの設計指示を出すと、以下のように自動で作図してくれます。
(※スプロケットのPython)

このように規格がはっきりしているものはAIで十分カバー可能です。むしろ自然言語で命令を出せる分、入力ミスも減らせます。
■ただし課題も…
一方、開発中で仕様が曖昧な部品、特に「まだアイデア段階のもの」などは、やはり自分の手で描いたほうが早いと感じました。
■今後の展望
問題は、寸法が公開されていない部品。実はこれについてもChatGPTから「面白いアイデア」が提示されました。
その話は、また別の記事で詳しくご紹介します!
💡まとめ
規格品ならChatGPT × FreeCADでかなり実用的!
寸法未公開品・開発途上の図面は、自分で描くのが無難
今後は「自然言語→図面」時代が来るかも?