【コマ大数学科】音楽と数学 | 数楽と音学と音楽

数楽と音学と音楽

音楽ブログのつもりが数学に侵食されてしまいました・・・。

【問題】
ピアノの白鍵を2つ叩くとして
確実に1通りに聴き分けられる2つの音はどれでしょう。
ただし、相対的に音階は確かですが、キーによっては1オクターブ異なった音が出る場合があります。

出典:数学セミナー(日本評論者)
1990年11月号「エレガントな解答をもとむ」より
出題者:山崎洋平 氏


なんと私の愛読雑誌。数学セミナーからの問題です。
ここ3年この雑誌は欠かさず講読しています。
内容が難しくて大半は理解できませんが。

さて、これだけだと理解が難しいので、ちょっと説明。
鍵盤を思い浮かべて下さい。
ドとレの間には黒鍵があります。
これは ド → 半音上がる → ド# → 半音上がる → レ
という構造になってます。
もうひとつ、ミとファでは黒鍵はありません。
つまり ミ → 半音上がる → ファ 
という構造です。シとドの関係もそうですね。

仮にひとつのドレミファソラシドのいくつかの音がオクターブ異なってたとしても
(高い低いかはわかりません。本来はそういうことはないですが)、
2つの音の間隔が1通りしかない組み合わせを考えるというのが問題の趣旨です。

これ音楽をやっているとすぐわかります。
(全半半・・・おっと、これはヒントですね)
私は問題の意味がわかったら直ぐわかりました。
でも、本来は数学的にパターンを考えて解いて下さいね。

音の開きがいくつ分か?のパターンを調べれば・・・。
並び方のパターンが・・・ごにょごにょ。

大ヒント(白文字で書いています)
この問題上では「ドとレ」と、「ファとソ」は同じ間隔なので区別がつかないことになります。
これ以外にも同じ並びも同じく区別できないことになります。