遅ればせながら、私も週刊ポストを手に入れました。
気になった点を何点か。
『今私の手元に3枚のメモ書きがある…』の一枚目のメモ。
評論家名と数字が記入してあるものらしいのですが、おそらくこれは2000年のフォーカスに出たものと同じと思われます。
おそらくフォーカスのものも今回のものもオリジナルではなく、代々書き写されてきたものの一つでしょう。
そして、そのオリジナルのものが作成されたのが、1989年頃と記事にはあります。
私は、『三宅久之さん、これは自白と受け取ってもよいのでしょうか?』 の記事でこのメモが作成されたのは早くても1985年6月以降、おそらくは1989年以降と予想しましたが、この予想と一致しております。
つまり、論理的に矛盾がなく証言の信ぴょう性が高いことを示しております。
一方、官房長官の代理で講演を行い、講演料を官房長官秘書から受け取ったという三宅久之証言ですが、5年以上も前の講演料に関するメモ書きを作る必要がないことから、信じるに足りない証言であるということがわかります。
次に、受け取りを唯一認めた俵孝太郎氏の発言で『「盆暮れに500万円ずつ」というのは経世会のマナー』というのも、私としては納得です。
私は、『白々しいマスコミ 』でも述べたとおり、『昔は派閥からも金が流れていた』と聞いており、元は「機密費+派閥の金」だったものが、次第に同額の機密費のみになり、経世会は「機密費+派閥の金」当時最大勢力でしたから、額も大きかったと考えます。
俵氏もこれで言論活動は終わりですが、最後に正直に喋ってくださったのは、この問題にこだわっているものとしては感謝です。
記者クラブに機密費が渡っていたという件も予告しておりました。
『手段->目的<=>目的->手段 』に
『評論家、タレント(キャスター含む)、論説委員・編集委員(またはそれ以上。)を抑え、記者クラブを利用し横並びの記事を書かせる。
毒まんじゅう仲間です。』
と書きました。
このとき、私は「妄想」として書きましたが、当然妄想のはずはなく、元記者の知人からガッツリ証言を得ておりました。
ただし、この知人は軽い認知証を患っているため確定的な記事が書けませんでした。
知人は政治部ではありませんが、当然同僚などからそのような話を聞いており、昨日の平野貞夫氏の発言、あるいは週刊ポストに書いてある内容とそっくりな話を『手段->目的<=>目的->手段
』の記事を書く少し前に教えてくださいました。
記事の中に「編集委員クラスまで抑える必要がある」と書いた理由は、皆さんのご想像にお任せいたします。
ここで、重要なのは渡した方の政治家側にいた人間の証言と貰った方のメディア側にいた私の知人の証言が全く一致していることです。
これはつまり記者クラブにも金が回っていたことが厳然たる事実であるということです。
ただし、平野貞夫氏の発言とただ一点異なることがあります。
朝日新聞の全員が断ったとは私は聞いておりません。
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機密費問題がネットで騒がれているからでしょうか?
最近読売の動きがあまりに露骨です。
何としてでも小鳩体制を崩壊させようとしているように見えます。
鳩山氏も小沢氏も機密費の使途公開に前向きであることと無関係ではないでしょう。
あくまで噂ですが、官房長官経験者の自民党某大物議員の引退も機密費問題と関係があるとか?
機密費騒ぎが鎮静化するまで表舞台から隠したいという某メディアの意向があったとか無かったとか・・・。
(この件は本当に単なる噂です。)
確かに新人の後継者が出馬するより、入院したまま大物議員が出馬した方が当選の確率は高そうですね。