私の地域では時間が被っていたため、「ザ・スクープSP」を録画しつつ、官房機密費に関して上杉隆氏が突っ込んでいた時間帯だけ、チラチラ「たかじんのそこまで言って委員会」を見ておりました。


「たかじん~」などという、三流バラエティ番組に興味はないものの上杉氏が機密費評論家のリストを入手しているという噂がまことしやかに流れていたためその点だけ興味を持ち視聴しました。

結局この収録時点で裏が取れていなかったらしく、公表できないという結論だったようです。

やはり、この問題は裏を取るのが困難なのでしょう。

官房長官ノートが出てくれば万事解決ですが、おそらく既に廃棄されているでしょう。

私も十数年前に知人から情報を得ているものの現在裏が取れておりません。

(さすがに地方に住む一学生ができる取材ではありません。)


上杉氏も発言しておりましたが、やはり当事者である野中広務氏が公表すべきだと思います。


ところで、読売テレビの辛坊治郎氏の

「私の知る限りもらっている人はいない」

という類の発言は呆れました。


2001年か2002年ぐらいだったでしょうか?

宇野内閣で内閣官房長官だった塩川正十郎氏が

「メディア対策として官房機密費を使っていた」

という発言をしております。

その、塩川正十郎氏をコメンテータに迎え、共に「ウェークアップ!ぷらす」という番組をやっている辛坊治郎氏が知らないというのは、誰が信じますか?

寧ろ辛坊氏に対する疑惑が深まった発言です。


辛抱×->辛坊○ 間違えました。

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「ザ・スクープSP」

残念ながら途中で外出の用事が入り中座。

いま、ビデオ見ています。


無事放送できたのは、裏金問題が全て時効を迎えたからか?

(有印私文書偽造・同行使は5年、詐欺は7年時効だったかな?)


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見終わりました。


まず、前半部。三井環氏の件。

この話のポイントは

1.検察の裏金

2.口封じ逮捕

3.けもの道

でありますが、放送部分は1.と2.のみ。

さすがに証拠不十分で3.については報道できなかったものの、そこは鳥越俊太郎氏の上手いところで、


「最近検察の暴走ということがよく言われるんですけれども、民主党の小沢幹事長の政治資金問題とかライブドア事件とか村木厚労相局長の公文書偽造事件とか…強引な捜査手法。

その捜査手法を通すためにマスコミにリークして世論を作って…風を吹かせてですね、そのことによってその強引な捜査手法をそのまま続ける。

このことが批判されてるんですが、その原点が8年前の三井さんの事件にあったんではないかと」(一部編集)


と発言。


これらの事件はどれも国策捜査ではないかと言われた事件です。

(ただしライブドア事件に関しては、今回はやや違う気がしますが。)

「強引な捜査の元祖が三井環事件である」という意味ですが、やや天の邪鬼な見方をすれば国策捜査の原点が三井環事件にあるという含みのある発言にも受け取れます。

まさにけもの道を示唆していると見るのは深読みしすぎでしょうか?


おそらく皆さんは、その直後の発言

「検察の強引さと、それをチェックできないマスコミ。

実はこれは共犯関係にあるんじゃないか」

の方に頷いたと思われますが、私は「最近検察の~」の発言の方に唸りました。


後半部岩手の事件は、報道の仕方が非常に難しかろうと感じました。

この事件の場合、容疑者が逮捕され裁判になれば、おそらく裁判員裁判になると思われます。

従って、犯人を断定するような報道は慎むべきであり、敢えて不完全燃焼のような番組になったのだと考えられます。

「捜査のやり直しを求める」という形で〆たのは妥当なところです。


第一部、第二部ともに続報期待。