まずは、良い例として常識的な企業の対応についての記事です。


2010/04/24 ロケットニュース24 より引用。


『「ポテトチップスに異物が混入していたので「お客様相談室」に電話してみた」


(一部略)


カルビーのポテトチップス(うすしお)を食べていたところ、口のなかに髪の毛を食べてしまったときのような感触があった。不思議に思って口から出してみると、ポテトチップスに細い糸状のものがくっついていた。ポテトチップスに完全にくっついていたため、製造過程で混入したものであることは疑いようもなかった。


(一部略)


ポテトチップスの包装袋の裏面に書かれていた「カルビー株式会社 お客様相談室」に電話をかけてみた。

電話をかけ、対応してくれた女性オペレーターに「ポテトチップスに細い糸状のものが入っていた」という旨を伝えるとかなり申し訳なさそうに謝罪し、そのときの状況や包装袋に記載されている製造所固有番号、記者の住所・電話番号などを確認。

そして、「製造した工場で何が混入したのかを調べたいので、その細い糸状のものを送って欲しい。

配送会社が自宅まで回収に伺うため、梱包は必要ない。

ティッシュに包んでそのまま渡して欲しい」というような内容をかなり丁寧に説明してくれた。

翌日、配送会社のスタッフが記者の自宅を訪れてその糸状のものを回収。

謎の異物は製造工場へと運ばれていった。

それから2日後、カルビーから「本日、製造工場に問題の糸状のものが到着した。

報告書を作成するのに1週間ほどかかる。申し訳ない。」というような内容の電話がかかってきた。

お詫びの電話がかかってくるとは思っていなかったので、なぜかこちらが恐縮してしまった。

さらに2日後、カルビーから小包が届いた

なかには「不快な思いをさせて申し訳なかった」というような内容の詫び状と、ポテトチップス(うすしお)、ポテトチップス(コンソメ)、じゃがりこ(チーズ)など5種類のカルビー製品が入っていた。


(一部略)


それから6日後、カルビーから「報告書ができたので送る。本当に申し訳なかった」と電話があった。

そしてさらに2日後、前回と同じ大きさの小包が届いた。

なかには報告書と一緒に、ポテトチップス(うすしお)、ポテトチップス(のりしお)、ピザポテト、じゃがりこ(サラダ)、ジャガビーが入っていた。

報告書によれば、細い糸状のものの正体は「作業者の服に付着していた作業服以外の衣服の繊維」とのこと。

再発防止策が詳細に書かれており、最後に綴られている「より一層、安全、安心な製品づくりに徹する」という言葉に重みを感じた。


(以下略)』


別に私はカルビーのまわし者ではありませんが、マニュアルとして丁度よいと思い引用しました。

商品に異物混入->謝罪->賠償->原因究明->再発防止策の策定。

おそらくカルビーに限らず、真っ当な日本企業であれば同様の対応をするはずです。


マスコミを除いては。


野中広務氏が官房機密費をメディア対策に使っていたことをTBSで告白してから2週間が過ぎましたが、今もテレビをつければ機密費評論家や機密費タレントが偉そうに発言を続けていることに驚きます。


自社の情報という商品に機密費評論家という異物が混入していた可能性があれば、まず視聴者や読者に調査開始のアナウンスを行い、調査し、報告するのが信用あるメディアの姿と言えるのではないでしょうか?


私は知人の証言を元に当初から「メディアは金権評論家等をそれと知りながら使っている」と発言しております。

さらに「マスコミ関係社員も貰っている人がいなければおかしい」とも発言しております。


もし、私の発言が間違っているというのであれば、まずは

「当社の番組(記事)に出演(寄稿)していただいている評論家(タレント・社員)に機密費を受け取っているものがいなかったかどうかの調査を行い後日報告いたします。」

と一言アナウンスし調査のための委員会など設置すべきではないでしょうか?


一歩譲って機密費評論家等と知らずに出演・寄稿させていたということであったとしても、この程度の対応もできないのであれば信用は地に落ち、今より一層視聴者・読者離れを招くことでしょう。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++


話は変わりますが、松田光世氏の情報はすごいですね。

どこまで事実なのか、判断はつきかねますが、ジャーナリストでもフリーだとあれだけ自由に書けるんですね。

会社に買われ、読売の顔色ばかり伺う大手メディアの記者たちは羨ましく思っているのではないでしょうか?


『「日々坦々」の資料ブログ』  様 に松田光世氏のツィートをまとめたものがありましたのでリンクさせていただきます。